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レイノー さん

本が好き! 1級
書評数:949 件
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書評 10ページ目(453件中 181~200件目)

日本の国会――審議する立法府へ (岩波新書)

  

日本の国会――審議する立法府へ (岩波新書)

本来の議院内閣制は、政府・官僚・与党が結合し巨大権力になる統治システム。ところが過去の経緯からかつてはそうではなく、一方で、現在の趨勢は過去と一線を画している。その様を諸外国と比較しつつ論じる良書。

2011年刊行。 著者は駒沢大学法学部教授(政治制度論・行政法)。  タイトルどおり、戦後日…

投票(1コメント(0)2020-03-19

「ケインズ革命」の群像―現代経済学の課題

  

「ケインズ革命」の群像―現代経済学の課題

革命というべきケインズ経済学の内容と変遷を解説し、現代に対する影響と意義を解読せんとする。経済学の用語に精通していた方が読み易いが、そうでなくても読み込むことは可能な水準に設定されている。

1991年刊行。著者は京都大学経済学部助教授(現代経済学)。  経済学史において、ケインズが果…

投票(1コメント(0)2020-03-19

ユーロ――危機の中の統一通貨

  

ユーロ――危機の中の統一通貨

ユーロの瓦解も、ドルに代替する基軸通貨化の何れの言説も誤謬だと指摘し、ユーロには地域統合通貨としての長短が共に伏在するとの分析を丁寧に行う好著。ユーロ圏の財政統合と共にドイツの重要性が浮き彫りに

2010年刊。 著者は中央大学経済学部教授(欧州経済、経済統合論)。なお16年刊の同著者・同テーマ…

投票(5コメント(0)2019-03-19

グリーン資本主義 グローバル「危機」克服の条件

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

グリーン資本主義 グローバル「危機」克服の条件

電気自動車や再生可能発電システムに関する世界潮流からみて、その先見性を看取し得る好著。他方で、再生可能Eに関する国際競争において、日本企業の周回遅れと共に、政策対応の遅延も本書からは理解できそう

2009年刊。 著者は立命館大学大学院政策科学研究科教授・京都大学経済研究科特任教授(計量経済学・…

投票(4コメント(0)2019-03-17

近代経済学の解明 下

  

近代経済学の解明 下

古典派経済学の学説史紹介の上巻に対し、下巻は、刊行時の理論経済学の中核、ケインズとマルクスの理論、これを支える統計経済学を解説。易しくはないが、読応えは十分。現代的問題意識と経済数学を齧った後に再読か

1981年(初定稿版1950年)刊。 著者は旧東京商科大学教授。上下巻中の下巻(予定されていた第三…

投票(1コメント(0)2019-03-17

北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録

  

北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録

北朝鮮の核兵器開発の翻意・是正を目指す国連経済制裁。これを実効化あらしめるのが安保理の制裁委員会専門家パネル。この元職による内実開示本は、強制捜査権なく、非協力的委員が犇く中での苦心の様が赤裸々に

2017年刊。 著者は元国際連合安全保障理事会朝鮮民主主義人民共和国制裁委員会専門家パネル委員。 …

投票(2コメント(0)2019-03-17

資本主義の終焉、その先の世界

  

資本主義の終焉、その先の世界

通常運転の水野氏に比し、榊原氏に関しては、個人的には意外に見える本書は、経済成長至上主義への懐疑論を展開。読み易く、資本主義のパラダイムシフト期との見立てには納得感がある他、興味深い言及も多い

2015年刊行。著者榊原は青山学院大学教授、同水野は日本大学国際関係学部教授。  アベノミクス…

投票(6コメント(0)2019-03-16

流言・投書の太平洋戦争

  

流言・投書の太平洋戦争

戦時下の政府批判や怨嗟の声は、実は特高や内務省警保局などの摘発・取締機関に集積する。本書は、その一次史料や同時代の日記等から、戦時下の日常生活の実を開陳する。全然美しくない銃後の本音が垣間見える好著

2004年(底本1997年)刊。 著者は明治大学情報コミュニケーション学部助教授。  戦時下…

投票(3コメント(0)2019-03-16
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