「本当に」使える遺言書の取扱説明書
せっかく作った自筆証書遺言書が使えなくなったり、モメる原因になるなんて!そんな残念な事態にならない為のハウツー本。法令が変わることもあるので永久保存とは言えないが、誰もが一読する価値あり!
年齢的にも、また遠方に親族がいる身としては遺言書というのは、本当に喫緊の課題だ。 著者は寿司屋を営ん…
本が好き! 1級
書評数:360 件
得票数:5358 票
乱読で読みたい本はいっぱいあるのに、最近仕事が忙しく積ん読が増えているのが悩みの種。
せっかく作った自筆証書遺言書が使えなくなったり、モメる原因になるなんて!そんな残念な事態にならない為のハウツー本。法令が変わることもあるので永久保存とは言えないが、誰もが一読する価値あり!
年齢的にも、また遠方に親族がいる身としては遺言書というのは、本当に喫緊の課題だ。 著者は寿司屋を営ん…
自分も家族も。その存在は空中ブランコのように不安定なものなのか。
著名なフランスの女性作家の中編。 家族とは何? 自分はどこから来て、家族とどう繋がって、どこへ行…
結局、詐欺師はだれ?
タイトルだけ見ると詐欺師対詐欺師の話、またはタイプの違う詐欺師が手を取り合って大きな山を踏むような物…
戦後思想界の巨人と呼ばれる、父・吉本隆明。小説家の妹・吉本ばなな、俳人であった母・吉本和子。家族のこと、父と関わりのあった人たちのことなどを綴るエッセイ。
家族のことを書いたエッセイを読むのは少し苦手である。 なのにこの本を読んだきっかけは新聞の書評だっ…
尚侍の君との密会が右大臣と皇太后の逆鱗に触れた光の君。流罪という春宮にも責めを負わせる状況回避のために、自ら都を出て蟄居という策をとる。須磨への蟄居で彼の行状は変わるのか…
窯変 源氏物語4には「花散里」「須磨」「明石」「澪標」の4編が収録されている… 「花散里」 …
他人のためなら出来る料理。なのになぜ自分のために料理を作れない?自分を大切にするために料理をする。これは新しいセラピーなのかなぁ?
自分のために料理をする。 そりゃぁ難しいでしょう? 当たり前だよ! 私はそう思った。 昔…
彼に課せられた仕事は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。武器はチェロ。身分を偽り、音楽教室に潜入する橘。音楽講師と生徒の関係は、ただお金を介して教わるだけの関係?それとも…
実際に会った“音楽教室のレッスンでの演奏に対する音楽著作権使用料の支払いを巡り、ヤマハ音楽振興会な…
本屋大賞。そして「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。その他計15冠達成!さすが”成瀬”天下を取ったな!
著者は森見登美彦氏の『夜行』を読んで「再び小説を書いてみたくなった」とか。 なるほど、成瀬の独特の…
ー何があろうと生き延びるー。どんなに美しい言葉で飾られようと、死の淵へ落ちるつもりは無かった。(文中より)
楽園とは南洋群島のサイパンである。 一介の英語教師でしかなかった麻田は、妻子を養うため、サイパ…
同じ種であるのに野生種と家畜の違いは?1950年から始まった壮大なキツネの家畜化実験は動物行動学、進化遺伝学の実験の基礎となった。
ゆうちゃんさんの書評を読んで、興味を持ち、ようやく読了することができた。 もしも興味を持たれた方が…
少女を戦争に駆り出させたのは「復讐」だった。罪無き村人達を惨殺したドイツ軍、そして一介の猟師であった母を撃ったドイツ人狙撃手、そして自分を助けてはくれたが母の遺体を焼き払った同胞のイリーナへの。
審査員全員一致でアガサ・クリスティ賞を取ったこの作品。 タイトルと表紙、また取った賞からの印象が強…
「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物のなれのはてだ。」(本文より)見る人を惹きつけてやまない一枚の絵。この絵から解き明かされる秋田のある一族の業の物語。
テレビ局の報道部からイベント事業部に不本意ながら異動になった守谷。 異動先で出会った吾妻から祖母の…
烏シリーズ外伝。第一部から第二部に関わる人たちの思いが書かれている。奈月彦に使える雪哉を初め、東西南北の各家の特色と事情が分かる、まさに外伝ならではの楽しみ満載の本。
借りて読むをしている私にとっては本当に泣かされる外伝シリーズである。 なぜだかこういうサーガシ…
ロジックを駆使したミステリーというより、心理的盲点をついているミステリー。最後に大学時代の友人で会った4人の関係性を伏線に匂わせて、次作へとつながっていく予感。
ドラマで観た時は原作者までチェックしていなくて、後で青崎氏の著書を検索していて「おぉ~」となった。 …
瑕疵のあった部屋を借りて住む。一度住んだという事実で瑕疵がなかったことにするために。短期間で瑕疵の裏に隠れた真実を調べ上げ解決する。そんな瑕疵借り専業の藤崎の物語。
瑕疵。 昔はあまりそういう物件の話は聞くことが無かったが、最近はわりとメジャーになってきているよう…
マニアックすぎる授業。それぞれ濃いキャラの同級生。普通が嫌で普通から逃れたくて入学した鈴木さくらはナカスイの未来と青春をかけて、地元食材&オリジナルレシピ&仲間 と”ご当地おいしい!甲子園”を目指す!
海なし県の水産高のサブタイトル、確かにインパクトはある。 が、水産は決して海だけではなく、例えば山…
時をテーマにした人気作家のアンソロジー。タイムカプセル、時を超えてる神様、そして悠久の時を過ごしている山。時の罠は素敵な世界に連れて行ってくれた。
時のテーマでタイムカプセルは普通かなと思ったが、さすが、人気の作家さん。 辻村深月と湊かなえの二人…
男盛りを迎えた光の君。20歳を超え、源氏物語と言えばの「葵」の章に加え、相変わらずの女たらし全開の「花宴」そして驕りからの転落を予感させる「賢木」。彼はいったい何を望んでいるのか。
窯変源氏物語を読むと、今まで知っていると思っていた「源氏物語」っていったい何だったのだろう?と思われ…
少子化が進んだ未来。他人に関心のない若者たちを”番い”とし子供を産ませるアカガミ制度。それは未来の管理社会なのか?それとも「関心がないのではない。他人と関わる経験がなくて怖いだけ。」の若者を救うのか。
比較的好意的なレビューも多く、テーマに興味があったので手に取った。 2020年東京オリンピック…
ものすごいスケールと荒唐無稽とも思える設定。でもこれがSFなのかなぁとも感じる。昔のSFを思い出されるワクワクのある物語。
話題になっていた「三体」。長編と聞いていたし、その前にできれば短編を読んでみたいと手に取った。 と…