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今まで伊坂作品のイメージとしては、読んでいる時は続きが気になってサクサク読んでしまうが、終わった後には何も残っていないという感想。完全にエンタメ志向なんですね。
今回は友人のオススメされて読んでみたんですが、何と親子2代に渡る構成になっており、父と息子のやり…
本が好き! 1級
書評数:38 件
得票数:380 票
ザ本ブログの書き手です。
書物の内容を表し過ぎず、自分の思いを押し出し過ぎず。
知の拡充と、感情の重ね合わせを、文章を通して紡ぎたい。
今まで伊坂作品のイメージとしては、読んでいる時は続きが気になってサクサク読んでしまうが、終わった後には何も残っていないという感想。完全にエンタメ志向なんですね。
今回は友人のオススメされて読んでみたんですが、何と親子2代に渡る構成になっており、父と息子のやり…
何気ない日常は中々描かれない。何気ない死はもっとだ。そして‘何気ない’とは、‘かけがえがない’ということ。
3.11は風化しつつある。或いは原発などのトピックに集約されつつある。〈死者を抱き締める〉とは前向…
とにかく、同時代の作家にありようについての罵詈雑言に終始していた笑。気にかかる部分としては、読書のし過ぎについて、警鐘を鳴らしていたこと。
時間を惜しんで読書に耽れば、博覧強記の知識人にはなれるかも知れないが、自分の感性で物事を考える精神が…
長年司法解剖を行ってきた死体監察医が、いくつかの事例を踏まえて、その仕事の内情を著した著作。
語り口は淡々としており、努めて冷静に、丁寧に一つ一つの事案について解説しようとする意志が伺えます。分…
霊とか超常現象とか、オカルトものが結構好きです。怖いもの見たさというよりかは、目に見えるものだけでは、世界はつまらないと感じるから。ってか、それだけのハズがないし。
何せ宇宙の果ても起源も分からないし、人体の中でも働きの分からない部分は多数ある。不治の病もあれば、意…
芥川賞受賞作。生理とか豊胸とか、女性特有の身体感覚を主題としているので、男には中々理解がおっつかない部分があります。
男性は大概おっぱい好きではございますが、その目線としても目に入りやすい胸を持つ女性の気持ちは想像し難…
あなたは知っていますか。人体にとって最小の細胞は?最大の細胞は?最も多い細胞は?
答えは、精子、卵子、血液です。血液が細胞だと言うことも、普通は知らないですよね。しかもその数60兆!…
動物モノに弱いんですよね。『盲導犬クイール』ではオープニング含め3回泣きましたし、『犬とわたしの10の約束』では、鑑賞後、3日くらいヘコみました笑。
『ネバーエンディングストーリー』では、作品の内容よりも、馬が沼に沈んじゃうシーンが子ども心にショッキ…
村興しの話ですね。有川浩の『県庁おもてなし課』を思い出しました。あと池井戸潤の下町ロケットとか。
この手のお仕事小説は、何もないところから(いやポテンシャルはあるけど)村や会社が活気を取り戻すという…
最初は少女趣味な内容かなーと、油断して読んでいたら、後半急加速を始め、あれよあれよと衝撃的な印象を残す展開となりました。
非常にオススメの作品です。 ひなびた漁港の肉屋に居候する母子。 太って不細工で、お世辞に…
「星の王子様」に雰囲気似てますが、より踏み込んだ印象を受けました。大人向け?
両著とも、'自分にとって大切なもの'を探しに行く旅ですが(砂漠を通る共通点もある)、星の王子様で…
自分にとって3.11は、フクシマは何なのだろう。
あの日、自分は職場にいた。「強めの地震だな」、程度の感想で、自転車通勤なので帰宅も問題なく、計画停電…
うつ病体験記としては、コミカルで読みやすいです。“自分は大丈夫!!”、と思う人が予防として読むのもアリ。うつトンネルの中の人も、抜けてもまだまだ不安な人も、読んでソンなし。サクッと読んじゃいましょう。
うつ病の体験記的なものはチラホラ読んだことありましたが(『ツレうつ』とか)、本作はうつを体験した漫画…
イヌだのネコだのって…。なにかがすきって気持ちこそ大切なのに。(『ふしぎなごっこ遊び』より)
冒頭の文はムーミンのエピソードの一つ。ネコが好きなことで悩むイヌに、ムーミンママが話した言葉だ。作者…
あの人は何も考えてない、とか、絡みづらいやつだなぁ。などと思った経験、誰にでもあると思います。本著はそんな人に疎ましく思われてるばかりの、チンピラの思考を追います。
とにかく本作は分厚い、長い。その中でとにかく彼の思考がツラツラと書き連ねられます。仕事もせず、博打と…
たった一人の器の中に、17人分の人生が埋め込まれていた。
一人の精神科医が虐待などで17の人格に分かれてしまった多重人格の女性を、18年かけて治療•統合してい…
この本の著者は、もうこの世にいません。あなたは余命を宣告されたら、何を考え、どのような行動を取ろうと思いますか?
病気をテーマにした作品は数多くあります。 しかし、余命10年を宣告されたのが二十歳の女性で、…
最近季節を感じていますか?気温だけじゃなくて、道端の草花や生き物の移ろいを通して。通勤の足を、ちょっとだけ止めてみよう。
誰にでも、小さなものに目を奪われる時期や瞬間って、あると思うんです。 小さな頃に虫を観察したり…