地震と火山 (パーフェクト図解)
地震と火山、日本列島が運命的に抱える災害ですが、よく知られていないことも多いのでは。非常にきれいな写真と図版で分かりやすく読むことができます。しかし、その意味を考えると怖ろしいものです。
地震や火山噴火に関する本はいろいろと読んでいますが、この本は有名な地震学者の京都大学の鎌田さんが監修…
本が好き! 1級
書評数:2572 件
得票数:36931 票
小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
コメント大歓迎です。ご感想をお聞かせください。
地震と火山、日本列島が運命的に抱える災害ですが、よく知られていないことも多いのでは。非常にきれいな写真と図版で分かりやすく読むことができます。しかし、その意味を考えると怖ろしいものです。
地震や火山噴火に関する本はいろいろと読んでいますが、この本は有名な地震学者の京都大学の鎌田さんが監修…
もう完全に「実用書」そのものなんですが、市場調査や世論調査といった「調査」というものを実効的にやり遂げる方法が詳細に語られています。これもまた面白い。
本書著者の森靖雄さんは、学生時代から調査を習得しその後も各所でそういった事業を担当してきた「調査屋」…
今から5億4000万年前の「カンブリア紀」に多くの動物種が出現しました。これを「カンブリア爆発」と言います。それがどのようなものだったのか、多くの絵を使って分かりやすく説明しています。
「カンブリア」というと最近ではテレビ番組の方が有名かもしれません。 「カンブリア紀」と名付けら…
ピケティなどの格差論が注目されていますが、本書は日本の格差について貧困層側から見ていくというもので、こちらの方がより分かりやすいかもしれません。
著者は経済学の中でも労働経済学、公共経済学といった分野がご専門の方です。 あとがきに書かれてい…
イジメ問題は相変わらず頻発しています。著者の正高さんは霊長類研究者ですが、サルの生態観察から人間のイジメを考えます。
著者の正高さんは「ケータイを持ったサル」などの著作で有名ですが、サルなどの霊長類研究が専門の比較行動…
地理に特化した月刊誌だそうです。いろいろな面から地理を見た記事が掲載されています。
初めて献本で頂いた本です。 子供の頃から地図大好き少年で、高校の時などは理科系でありながら地理だけ…
観光立国という言葉だけは一人歩きしていますが、実態はどうでしょう。エコノミストの藻谷さん、観光コンサルタントの山田さんという気鋭のお二人が鋭く指摘します。
外国人旅行者が2000万人を越え、国も観光立国という方針を打ち出し力を入れているようにも見えますが、…
自衛隊の海外派遣が次々と実施されていますが、象徴的な意味だけのようにも見えます。防衛が専門のジャーナリストの著者がその実態を詳細につづっていきます。
読んでいる途中であまりのつまらなさに途中で止めた本というものもありますが、この本の場合はつまらない、…
官僚の事件が頻発する今、かつての太平洋戦争そのものが実は同様の体質の人々のために起こされたということを、当時の状況を執拗に追ってきた著者が明らかにします。
著者はノンフィクション作家、特に昭和史の範囲をできるだけ当事者や周辺の人々にインタビューをしてそれを…
旧暦というと1月遅れの昔の暦という程度の認識しかないのが普通でしょうが、なかなか味わい深いもののようです。
監修者の松村さんは建設関係の技術者ですが、ヨットで世界一周の旅に出て沖縄で旧暦の生活に出会ったという…
教育再生という掛け声で数々の政策が実行されていますが、それは何のための「教育再生」か、見直しが必要でしょう。
「教育再生」と称しながら、その内容は教育破壊としか言えないような政策が推し進められた、第1次安倍内閣…
クリントン政権で労働長官を勤めたライシュ氏がアメリカの富裕層や共和党を激しく非難しています。
著者はクリントン政権で労働長官を勤め、その後はまた大学教授に戻ったという、ライシュ氏です。 彼が、…
輸入学問というものが日本近代をどのように動かしたか。翻訳だけの問題ではありませんでした。
本書副題から、特に哲学書などに見られる直訳調のわかりにくい翻訳を問題とした本かと思いましたが、とんで…
水を扱う水文学(すいもんがく)あまり聞き慣れない言葉ですが、著者はそれを推進しています。人類社会にもっとも重要な水というものをいろいろな方向から見つめています。
東京大学生産技術研究所教授という沖さんは、水文学(スイモンガク)研究者を自称して居られます。 …
昔は学んでいたのかという点には疑問はありますが、現状は確かにそうなのでしょう。だからどうすればよいのかというのは問題ですが。
著者は教育学者の齋藤さんですが、現代日本人の勤勉さの喪失、とりわけ若者の学問に対する情熱が失われてい…
岩波書店発行の雑誌「科学」に掲載されたエッセイをまとめたものです。書いた人たちは様々な分野の科学者たち。いろいろなテーマで話を聞かせてくれます。
これは岩波書店発行の雑誌「科学」に掲載されたエッセイをまとめ再構成されたもので、著者は様々な分野の学…
民族というものが最上のグループであるのように大手を振っています。しかし、本当に民族などという区分で良いのか。そこに疑問を抱かせて貰えたのがこの本の読後感です。
なだいなださんという、精神科医にして作家であった方のお名前はよく知っていましたが、どのような本を書か…
人件費を削ることしか経営合理化の方策が無くなった現在、雇用環境は悪化の一途を辿っています。こんな社会はどこに行くのでしょうか。
竹信三恵子さんの「ピケティ入門」という本を最近読んで面白かったので、その著者の別の本を読んでみました…
うなぎについての話題といえば、絶滅危惧種指定と言った厳しい話ばかりのようですが、その完全養殖を目指して研究を続けられている方々もいらっしゃいます。彼らが説明する現状についての本です。
うなぎが絶滅の恐れがあるということで様々な動きもありますが、この本はうなぎの完全養殖を目指して研究を…
日中戦争から第2次世界大戦へと続く泥沼に入り込むきっかけとなったのは満州事変ですが、その詳細を知っている人は少ないのではないでしょうか。
歴史の「もしも」は無いというのが基本ですが、そこに至る経緯というものの中には少しの偶然が左右すれば違…