技術革新と不平等の1000年史 下




技術革新が起きると不平等が拡大する。その描写も現代にいたる下巻となります。
これまでの人類の歴史で技術革新というものが起きるとそこから不平等が広がったという事実をつづった上巻か…
本が好き! 1級
書評数:2734 件
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小説など心理描写は苦手という、年寄りで、科学や歴史、政治経済などの本に特化したような読書傾向です。
熊本県の片田舎でブラブラしています。
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技術革新が起きると不平等が拡大する。その描写も現代にいたる下巻となります。
これまでの人類の歴史で技術革新というものが起きるとそこから不平等が広がったという事実をつづった上巻か…



技術革新というと労働が楽になると期待されるかもしれません。しかし歴史を見ているとどうも逆のようです。
技術革新というと産業の重要な場面で行われると生産性が上がり労働者も楽になるといったイメージがあります…




接着という現象は思ったより広く利用されているようです。
接着ときいて普通に思い出されるのは、紙を接着する糊、プラなどに使うエポキシ系、そして瞬間接着剤といっ…



かつての日本経済を支えていたのはものづくり、製造業でした。そういったものがなぜ衰退してしまったのか。
日本の失われた30年と言われる期間は「製造業=ものづくり」の衰退の時期でもあります。 その製造業の…





AI化が広まっていますが、それに不可欠のデータセンターが各地に建設されています。しかしそれには途方もない資源とエネルギーが必要です。これではとても「持続不可能」です。
デジタル化が進むと効率化が進み最適化されるため、エネルギーや資源の節約にもなり環境に良いなどと言う人…





AIが何でもできるような印象があるかもしれませんが、そうでもないというAI研究者の指摘は驚きです。
本書編者でもある新井紀子さんの本はなかなか興味深く衝撃的な内容でした。 (「AI vs.教科書が読…





AIが人間に代わってしまうということが言われますが、AI専門家の著者から見ればそれは難しいようです。しかし人間の子どもたちが「教科書が読めない」ことの方がはるかに大きな問題のようです。
AIがもう人間を追い越すとか、AIが人間の仕事を奪うとか、そういった話が飛び交っています。 将棋ソ…




水と緑と土、それが人間社会を保つもととなるものですが、人間はそれをおろそかにしがちのようです。
本書の初版の出版は1974年、まだ石油ショック前で高度経済成長の最終期とも言える時期です。 その時…




人類の歴史を変えたのは金属である、という見方もできるのでしょう。
人類文明の始まりは石器などだったのかもしれませんが、ごく初期から金属の利用を始め、現在は各種金属が身…


エネルギー問題は常に人類にとっての課題でした。40年以上前にもこのような議論を展開した人がいました。
アメリカは国内産の原油をフルに使って産業化を進めましたが、さすがに1960年代からその生産量は落ち、…




数学の重要性が増し続けている現代ですが、数学嫌いという人が多いようです。そんな人に少しでも数学を好きになってもらいたいという著者の思いがあります。
数学というものの重要性はますます増大している世の中ですが、いまだに数学嫌いという人間がかなりの割合を…

イギリスの科学者たちが未来について書いています。そこから分かるのは科学の専門家も未来予測などは全くできないということでしょう。
編者のカリーリさんはイギリスの物理学者にして作家やテレビキャスターなどもやっているそうです。 科学…



世界各地に石を使った歴史的遺跡があります。しかしその石というものをよく見てみるとそれぞれの特色が見えてきます。
著者の蟹澤さんは地質学、岩石学が専門の学者ですが、その調査のために世界各地を訪れるとそこで石や岩を用…





企業の不祥事ということが頻繁に明るみに出ます。その実態を追います。
多くの企業が凝りもせずに「不祥事」を繰り返しています。 「再発防止」などということが言われますが、…




半導体というものが国の存立にまで影響するほどの存在となってきました。
「世界最大の半導体メーカーTSMCが熊本に工場建設」なんていうニュースが流れましたが、TSMCなんて…



学問の多くはできるだけ対象を単純化し解析していきます。しかし実際にはこの世界は多くのものが絡み合った「複雑系」です。それを対象に調べようという雰囲気が盛り上がったことがありました。
科学の世界では本来あるがままの対象をできるだけ単純な形に分解して理論化することが普通です。 そうで…



空を飛ぶものには、飛行機やヘリコプターなどの人工物、鳥や昆虫といった動物などいろいろとあります。しかしその「飛ぶ原理」というのは一つではなく色々な例があります。
「空を飛ぶ」ことができるのは、鳥だけでなく蝶やコウモリなども入ります。 さらに人工のものとして、飛…


環境といえば現在では大きな興味を集めますが、内容は判断が難しいものかもしれません。
環境という問題はもはや政治や経済といったものと同程度に重要度を持つものとなりました。 各国がそれを…




世の中のいわゆる「文系」という人たちに「科学的であること」を示してくれるという本です。参考になるのでしょうか。
科学とは何か、科学的とはどういうことかといったものを問うという本は何冊も出ていますが、この本はいわゆ…




哺乳類には多くの冬眠をする種があります。それなら人間だって冬眠できるのではないか。そう考えてもおかしいことではありません。
SF小説では「人工冬眠」で眠っている乗員を乗せて宇宙船がはるばる彼方の星へ向かうという光景が描かれる…