うつろがみ 平安幻妖秘抄




魂がさまようという迷いの山、迷うと山に喰われてしまう魔道山。虚姫の魂をとりもどすため魔道山に向かった譲が交わした約束とは。
2歳の時帝である父を失い、5歳で母を失った譲。成人して東北鎮守府副将軍から検非違使の少尉となり京の…

本が好き! 1級
書評数:952 件
得票数:19277 票
多くの人のレビューを拝見して、読書の幅が広がっていくのが楽しみです。感動した本、おもしろかった本をレビューを通して伝えることができればと思っています。




魂がさまようという迷いの山、迷うと山に喰われてしまう魔道山。虚姫の魂をとりもどすため魔道山に向かった譲が交わした約束とは。
2歳の時帝である父を失い、5歳で母を失った譲。成人して東北鎮守府副将軍から検非違使の少尉となり京の…




日本にある国宝の数、いったいどれくらいあるか考えたこともなかった。
2001年10月1日現在、総数1063点の国宝から44点をピックアップしてそのエピソードやドラマ、…





詐欺事件の首謀者。矢端竜一は4年ぶりにブラジルから帰国した。1年かけて整形したその容姿は、実弟にも気づかれなかった。
「竜の道」飛翔編では、世間を大騒ぎさせるほどの詐欺事件を起こし、その後ブラジルリオに旅立った竜一は…





浮世絵の浮世は、「浮世」「憂世」の2つの意味があるそうです。では、六大浮世絵師は、誰でしょう?
浮世絵には興味があるし、日本美術を見るのも好きです。でも、詳しいことはわかりません。六大浮世絵師な…





町絵師の子どもとして育った諒は、京狩野家5代目永博の弟子となる。やがて、婿養子となった諒は、絵師として邁進しつつ様々な困難にぶつかる。
町絵師の子どもとして育った永諒は、幼い頃両親と死別し養父に育てられるも絵の才能を見込まれて、京狩野…




明治を生きた女性たちの凛々しい姿が美しい。
表紙を飾る女性は、外務大臣陸奥宗光夫人。確かに美しい人ではあるが、陸奥家の家族写真に真正面で写るお…




普段何気なく利用している地下鉄、その進化や駅のしくみを知ると本当にスゴイ!
子どもの頃、地下鉄はどのようにして作られたのか、ずっと疑問だった。どこから掘っているのか。地下を掘…




ハサミムシの母親は、卵を守る。飲まず食わずで守った卵がかえり、子どもたちが誕生すると母親は、我が子のために自らの体を差し出す。
先日、図書館の床に瀕死のコウモリを見つけた。職員が、箱を被せ外に逃がしてやり一件落着したのだが、飛…





大物実業家への復讐を果たすため、殺しに手を染める竜一。企みを抱いてある女に近づく竜二。このふたりの未来はどうなるのだろうか。
裏社会で頭角を現し始めた竜一は、邪魔な人間を殺めていく。そして、運輸省のキャリア官僚としてのエリー…





矢端竜一は、双子の弟・竜二と交わした約束を果たすため、裏社会の支配をもくろむ。株の業界紙を発行する新聞社の乗っ取りから殺人にまで手を染める。
現在テレビドラマで放送中の「竜の道」の原作です。ドラマもさることながら、小説もなかなか。 …




ハプスブルク家と並ぶ名門ブルボン家は、世継ぎの混乱と宗教戦争に彩られた王朝誕生から、革命による幕引きまで約250年フランスに君臨した。
名画で読み解くシリーズのブルボン王朝を読み終えました。ハプスブルク家と綿密に関わり合う登場人物の存…





人間は二度死ぬって。一回目は心臓が止まった時、二回目はみんなに忘れられた時。俊介おじさんの名前を口にした瞬間、男の子の顔がくっきりを像をむすんだ。
読売新聞8月8日の朝刊に掲載されていた記事「戦後75年終わらぬ夏」に、児童文学作家富安陽子氏の伯父…





代助のもとに、行方不明となっていた義弟の遺体が発見されたという知らせがあった。12年ぶりに戻った魚ノ宮町には、秘密があった。
養護施設で育った代助は、塩業で財を成した千田家に11歳で養子に迎えられた。千田家は、冬雷閣と呼ばれ…





定年退職目前に控えた50代、職場の人間関係、働き方、家族関係、自分磨きなど、人生のゴールを意識して残された時間をどう生きるか。
「焦らない、無理しない。でも、あきらめない」そう言われると、ちょっと肩の力が抜けるような気がします。…





裕福な家庭に育ちながらも、愛情に満たされなかったキヨは、アメリカを目指した。ガラスの天井を突き破ったという居場所は、CIAだった。
大正時代、東京に生まれたキヨ・ヤマダは、40代でCIAに入局し、30年以上にわたり日本に送るスパイ…





北は北海道五稜郭から南は沖縄首里城まで、各地に存在した幕末136城の写真に見る歴史の痕跡が素晴らしい。
日本の城と言って真っ先に思い浮かぶのは、、国宝、重要文化財、世界遺産にも登録されている姫路城です。…





京都太秦撮影所で出会った美しい女性は、30年前に自殺した大部屋女優だった。
昭和40年代、東大安田講堂占拠により東大入試が中止となった。京都大学に入学した三谷薫にとって、慣れ…





子どもの頃に食べたお菓子が懐かしい。薄荷さんのレビューで知った日本郷土のお菓子図鑑。
薄荷さんのレビューを読んで、子どもの頃のキンダーブックや食べたお菓子を思い出して私も読んでみました…





神田三河町の岡っ引き半七。半七捕物帳シリーズからのセレクト、編集したのは宮部みゆき氏。
初めて読んだ岡本綺堂氏の捕物帳、宮部みゆき氏がファンだという半七親分の活躍を、「きたきた捕物帳」を…





絵師土佐光信は、御所を彷徨う血濡れの女、奇怪な呪詛屏風などの謎を解くよう、将軍足利義政から命じられた。百鬼夜行の時代は、応仁の乱の幕開けだ。
ー花の如く匂い、鳥の如く舞う 鬼の如く嗤い、人の世の如く乱れる 我は何ぞやー 将…