黄色い家 (単行本)




黄色い家で暮らした4人の女性たち。疑似家族のような生活は、次第に壊れて行った。
何歳になっても忘れることのできない女性吉川黄美子。15歳の夏、母に置いて行かれた花と夏休みいっぱい…

本が好き! 1級
書評数:952 件
得票数:19277 票
多くの人のレビューを拝見して、読書の幅が広がっていくのが楽しみです。感動した本、おもしろかった本をレビューを通して伝えることができればと思っています。




黄色い家で暮らした4人の女性たち。疑似家族のような生活は、次第に壊れて行った。
何歳になっても忘れることのできない女性吉川黄美子。15歳の夏、母に置いて行かれた花と夏休みいっぱい…




男子刑務所で管理栄養士として働く著者。調理するのは、受刑者。
学校栄養士を経て、岡崎医療刑務所で栄養士として働く著者の体験談を中心とした内容は、初めて知ることば…





父の葬儀からすぐに仇討ちに追い立てられた菊之助。父、清左衛門はなぜ作兵衛に殺められたのか。
2023年に出版され、直木賞を受賞しずっと読みたいと思っていた小説がこんなにもおもしろい作品だとは…




急逝した兄の後を継ぎ、神保町で鷹島古書店を営む珊瑚と親戚の美希喜。新装開店した店舗に訪れるのは、婦人雑誌を探す女性や作家志望の青年。
兄が残した古書店のスペースを有効活用しようと試みた珊瑚と美希喜は、本棚を移動させた際裏側の壁にカビ…





聞いて聞き捨て、語って語り捨ての黒白の間、聞き手は神田袋物屋三島屋の次男2代目富次郎。語り手3人が語る怪奇譚。
「猫の刻参り」「甲羅の伊達」「百本包丁」のタイトルからは想像以上の怪奇譚が、黒白の間で語られる。そ…




6人の時代小説作家による猫に纏わる短編集。
お店の守り神だったり、夫婦喧嘩を治めたり、勇気を与えたりと猫の役割も楽じゃない。人の近くにいる猫が…




小学生の小柳奈ノ花は、不思議な出会いをする中授業をきっかけに幸せについて考える。あなたにとってどんな時が幸せですか。
両親が共働きで、学校が終わっても家には誰もいない奈ノ花。放課後、相棒の猫とともにアバズレさんの家、…




ホテルは宿泊するためだけではなく時に、自分を癒すため、家族の思い出を懐かしむための場所。帝国ホテルを訪れた42人の人生模様が綴られた作品集。
東京、上高地、大阪の帝国ホテルを舞台にした作品集は、短編ながらも読み手の想像力を掻き立てるような内…




銀座にある文房具店「四宝堂」には義理の娘の婚約祝いを選ぶ男性、久しぶりの来店を懐かしむ女性と今日も様々な人たちが訪れる。
義理の娘の婚約祝いを選びに四宝堂を訪れた男性は、亡き妻に代わって血の繋がらない娘を育て上げた。推し…





青姫の郷に迷い込んだ杜宇、籤にて命拾いするが姫飯を食したいという青姫の命により米作りを始めた。
甲斐国巨摩郡高柳村の名主、安住又兵衛の弟杜宇は、寺の堂裏で武家と悶着を起こしたことで故郷を出奔する…





里見家を救うため導かれ現れし八犬士、関東管領扇谷定正との決戦が始まる。そして、28年の歳月を経て現実世界では滝沢家にも大きな変化があったがそれでも、物語は続く。
虚の世界では、宿縁によって導かれた八犬士が出そろい、関東管領扇谷定正との決戦に向かっていく。しかし…





吉宗の母浄円院は孫家重の廃嫡を望み、多くの側近たちは、家重の弟宗武が9代目が適任と思っていた。吉宗に仕えたお庭番青名半四郎の見聞きしたものとは。
「まいまいつぶろ」の完結編と言われたら、読まずにはいられない。御庭番とは、 将軍から直接命令を受…





宿縁で繋がった8人の犬士が悪や妖異と戦う八犬伝の世界と、執筆中の馬琴が北斎に語る実の世界。
八犬伝と言えば、8つの珠 忠、孝、信、悌、仁、義、礼、智 をそれぞれ持つ犬士たちが宿縁で繋がり、悪…




円筒形のポストが目印、天保5年創業の文房具店・四宝堂。店内ではワークショップを開催したり、プレゼントの相談に応えたりして客が笑顔になっていく。
開催したワークショップに参加するはずだったのは、職場体験した中学生の晴菜。残念ながら、風邪で発熱し…




離婚をに30年ぶりに帰国した沙希は、うらはぐさ地区にある伯父の家に住むことになった。東京都下うらはぐさ地区の人達との関わり合いが温かい。
空き家状態の伯父の家を借りることになった田ノ岡沙希は、母校の女子大で教員になった。うらはぐさと呼ば…





文房具店「四宝堂」シリーズ2。店主宝田硯の応対で悩みを抱えた客たちが、次第に心を解きほぐしていく。今回は単語帳やハサミ、名刺、栞、色鉛筆にまつわるお話。
文房具店「四宝堂」を舞台に訪れる客が抱えた悩み、心のモヤモヤを、店主の硯(けん)が応対するうちに解…





1日の中でほっこり、まったりして感動するぜいたくな時間を8人の作家によって得られる1冊。
初めて作品を読んだ赤川次郎氏の 「仕事始め」 、私も若かりし頃振袖を着て新年最初の日に職場に行った…





円筒形のポストが目印の文房具店「四宝堂」は、創業天保5年の銀座の名店。店主の硯は、客の様々な悩みに寄り添いながら最適な文房具を選ぶ。
銀座の文房具屋と言えば「鳩居堂」や「伊東屋」を思い浮かべる。しかし、四宝堂はどの文房具屋とも異なる…




名だたる8人の作家が綴ったエッセイ。1度に多くの名作を読むことができるぜいたくここにあり。
NHK国際放送が選んだ日本の名作シリーズで8人もの作家の名作が読めるという。まさに、ぜいたくそのも…




喫茶店めぐりを趣味とする松尾純一郎57歳。大手ゼネコンを早期退職し、妻の反対を押し切り喫茶店を経営するも半年で潰した。
夫が早期退職し喫茶店を始めたいと言い出したら・・・そりゃ、反対したくなるだろう。しかし、「結婚した…