人間の大地



飛行士サン=テグジュペリの壮大な表現と凄絶な体験と深い思索がここに。
「夜間飛行」を読んだのは何年前だったろうか。正直、重い作品だなあと思った記憶がある。いまは、こちらを…

本が好き! 1級
書評数:1375 件
得票数:25245 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



飛行士サン=テグジュペリの壮大な表現と凄絶な体験と深い思索がここに。
「夜間飛行」を読んだのは何年前だったろうか。正直、重い作品だなあと思った記憶がある。いまは、こちらを…



中学教師・瀬尾まいこ、京都北部での中学教師生活。ひーひー思いながらも、楽しそう。
ダ・ヴィンチに2003年から2007年ごろ連載していたというエッセイが本になったもの。当時瀬尾まいこ…



和風ファンタジック。やっぱり梨木香歩は不思議でなくては。
前に読んだのが残酷な描写含みだったからか、ちょうどリーディングハートが梨木香歩チックなものを求めてい…



シリアルキラー、サイコパス、やっぱ陰鬱だな。
ちょうどいま映画が公開されている。本友が貸してくれた。ストーリーが追う心理的なものと対応する犯罪の手…



あやかしもの戯曲。too妖で面白い。泉鏡花は天才だなと。
大正初期に書かれた戯曲。泉鏡花は最近折に触れ読んでいる。京都国立近代美術館で泉鏡花の挿絵を描いていた…



言葉の調子、祭り、けんか、少年少女たち。そして運命と淡い恋ー。みずみずしく哀しい物語。
美人画の大家、鏑木清方の展覧会を京都国立近代美術館で観てきた。鏑木清方は泉鏡花の挿絵を描くなど文芸的…



良かったなあ、とじわっと来る本。アートな1日に読みました。
人気の本らしく、図書館で検索をしてみたら全て貸出中。京都の文化ゾーン、岡崎公園で美術展を観た後にアー…



学生の完走って感動してしまう。
たしか美術マンガの参考文献か何かで見てメモしていた。東京芸大出身の著者が綴る芸大4年次ゼミライフ。 …



さすがの宮部みゆき。絵本でも、引きこまれる。いつまでも残るだろう。恐いわ。子どもはどう思うだろう。
怪談えほんシリーズの最初の本。書評を見て読みたくなった。それはまあ、皆川博子、綾辻行人、小野不由美、…



大人たちの複雑な家族、友人関係と、少年。 独特の小道具と肌感覚が好ましい。
中学生の祝常緑(ことぶき・ときわ)、通称ロク。祖父が死に、プラントハンターの父・朔郎が外国にばかり出…



科学は短編小説に向いてる気がする
こちらで書評を読んで興味を持ちました。 東大大学院で惑星宇宙物理学を研究し博士号を得た著者の短編集…



身体の状態全てがデータ化された超健康世界。テロと混乱が向かう先はー
早逝の作家伊藤計劃。たしか第1長編の「虐殺器官」は最近読んだ、と書評を探してみたらもう3年前だった。…




パムクの文章には独特の魔力がある。
トルコのノーベル賞作家、オルハン・パムクが小説とは、純文学とは、ということを分析的に語る本。ハーバー…



夜行列車の旅をモチーフにした不思議な短編集。
パリ行きに始まって、ヨーロッパ各地、東欧、ロシア、シベリア、チャイナ、インドと、すべて各地の夜行列車…



物事のおおもとについて考えることは大切と再認識する巻。
7年前、江戸の仲間組合を除名され絹の呉服商いが出来なくなった五鈴屋。綿を中心とする太物仲間に加わり商…



キリリンコロンー狗張り子の鈴の音とともに。数十年前の日常と不思議。
東京・水天宮の近くに住む三姉弟。末っ子の弟史(ちかし)は中学生の兄・兄市(けいいち)と近所がすべて知…



エクソフォニーである多和田葉子の「言語観察日記」。たくさんの朗読にびっくり。
エクソフォニー、とは母国語の外に出た状態のことらしい。著者はドイツ在住で日本語とドイツ語で小説を書き…



シムノンが散らす対比と人間的な動機への帰結にうまいなあ、と感じる作品。
紺碧海岸と書いてコートダジュールと読みます。冬服でパリから来た殺人の捜査に来たメグレはリヴィエラの地…



苦虫を13匹くらい噛みつぶした顔のベートーヴェン、生意気ざかりのチェルニーがモーツァルトの死の真相に挑む。
前に読んだピアニスト青柳いづみこさんの「ショパンに飽きたら、ミステリー」で面白そうだなとメモしておい…



生い立ちと青春。なにが「幽霊」なのか。
1954年に自主出版したという、北杜夫のデビュー作にして自伝的作品。北杜夫ファンだとい同級生(ちなみ…