新シャーロック・ホームズの冒険



がんばれパスティーシュ。現代と正典との距離感。短編集ではなくて長編です。タイトル誤解を呼ぶかも。
年間いくつも発表されているホームズのパスティーシュ、パロディ。読むたびに原作との距離を測る。この心の…

本が好き! 1級
書評数:1375 件
得票数:25245 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



がんばれパスティーシュ。現代と正典との距離感。短編集ではなくて長編です。タイトル誤解を呼ぶかも。
年間いくつも発表されているホームズのパスティーシュ、パロディ。読むたびに原作との距離を測る。この心の…



日本人の名字は、中世以来の伝統を背負っている。雑学として興味あるテーマですね。
きっかけは友人と、この名字はどの地方に多い、と話していたことだった。たまたまこの本が目に入り、パラパ…




稀代のエッセイスト、幸田文の遺著。木にまつわる味わい深い文章たち。
1971年から1984年まで「學鎧」に飛び飛びに掲載された15のエッセイ。いやーほんと幸田文のことば…



哀切、人間の本性・・激しく虚しいトリュフォー映画の原作。
かなり昔、谷村新司が「ピアニストは撃たないで」という曲を歌っていた。耳慣れないフレーズが唐突に出て来…




想いと、不器用な行動を描く筆がダイレクトに心を打つ。ノーベル賞受賞者エルノーの、議論を呼んだ代表作。
不倫。既婚、東欧の外交官の彼は、女の家に立ち寄り、帰って行く。彼はフランス語が分かるけれど、女は男の…



有名作以外の堀辰雄。新鮮な印象、でもやっぱり堀辰雄だなあと。よき短編集。
堀辰雄と言えば「風立ちぬ」「聖家族」「美しい村」「菜穂子」といったところだろうか。表現も物語もどこか…



思ったよりも荒々しい。ストーリーはシンプルにして言葉は詩的。
先に読んだ星新一の本で、星氏はブラッドベリの「火星年代記」にインスパイアされた、とのことで読みたいな…




異界とのあわいに立つ異形の巨体、赤く、青く、太く硬い角。鬼は物語を持っている。浸りました。
栄華を極めた藤原道長の時代の源頼光、その四天王である渡辺綱、碓井貞光、卜部季武、そして坂田金時、さら…



やっぱりおもしろい。今回は長めの方が。
星新一といえばショート・ショート。周りに好きな人は多い。この作品は自薦の30作品を集めたもの。ご本人…



不条理も喜劇も。プーシキンのオチのあるコント集。
コントと言ってもお笑いではなくて、短編小説のこと^_^長編小説はロマンというとか。 表題作「ス…




小説の核を見る思いもする。本を読み込む身には効くストレートさ。
hackerさんの書評で興味を持ち読んでみました^_^ 去年のショパンコンクール2次審査でこん…



人外のものと戦う俗っぽいパロディ。 ・・意外と好きだったりして。大活劇!!
なんてことないし気にしてないけども、10月の初書評が4日、は気がつけばあら遅いなと。というのが、バス…




リストの題材はショパン。天才を、天才の友人が描く伝記。打たれるものがありました。
リストの生の言葉は、重く心に沈み込み、沁みわたる。冷静でありながら、ショパンへの尊崇の念と愛情に溢れ…



書評を読んでも感染・・? もし運悪く出会ってしまったら。そういう怖さかと思う。
小野不由美、これが初めて。年明けてから冬の間に読んだ菱井十拳「羅刹ノ国 北九州怪談行」の中に「残穢」…



漱石晩年のエッセイ集で、読むと落ち着く、という気分が分かるような気がする。
硝子戸の、「うち」と読む。夏目漱石が亡くなる前年の1915年に新聞連載されたもので、胃腸の病で臥した…



壮大なトロイ戦争を舞台にした、当時人気の物語。
昨年に、コルートス、トリピオドーロスが5世紀ごろ?書いた「ヘレネー誘拐・トロイア落城」を読み、トロイ…



ピアノの、詩人と魔術師の邂逅。物語にすると柔らかくなる。
著者はクラシック音楽関係で広く活躍する人らしく、この本は原案を出し朗読劇で自身が書いた脚本をもとにし…



読みたくなった万葉集。英語表現は新鮮だ。
読み物ラインナップ的にしばらく愛する古代をスルーしていて、気分的に万葉に浸りたくなったタイミングでこ…



スマートなミステリー。設定も知的好奇心をくすぐる。探偵役はナイスガイで、美女2人も登場、ちょいラノベ的。
*過去書評です 天文学者サラ・ローウェル博士が所有するボストン港近くの小島、星読島は、数年に一…



犯罪は暗い、探偵は明るい、屋敷は赤い。 ポイントは動機かも。
入口は江戸川乱歩が選んだ推理小説ベストテン。ちょっと有名ですね。あらためて並べてみましょう。 …