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たいりょう

たいりょう さん

本が好き! 1級
書評数:171 件
得票数:2587 票

某地域包括でケアマネ兼社会福祉士で仕事中。
ミステリを中心に、日本の古典や民俗学、宗教学が読書傾向。年を重ねるに連れて読書スピードが落ちているのが、もっかの課題。。

書評 3ページ目(171件中 41~60件目)

ギデオン・マック牧師の数奇な生涯 (海外文学セレクション)

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ギデオン・マック牧師の数奇な生涯 (海外文学セレクション)

何が真実で何が嘘なのか。失踪した神父が遺した遺書と、彼を知る人物達の語る姿の奇妙な齟齬。神と悪魔、父と子という時には反発し合いながらも表裏一体でありうる存在を軸に描いた物語は実に魅力的だ。

 一体何が本当で、何が嘘なのか。  牧師ギデオン・マックの失踪事件のあらまし(序文)、ギデオンが遺…

投票(14コメント(0)2018-04-03

レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼

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レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼

ホラーと社会派ミステリが融合したような不穏な展開を一気にぶち壊す、衝撃のクライマックス。だめな人は「こんなのありえるわけね〜じゃん」と壁本必至?でも自分としては結構嫌いじゃなかったりして。

 相次ぐクラスメイトの不審死、近現代の連続殺人犯をモチーフにしたホラーハウス「殺人館」(安直なネーミ…

投票(14コメント(0)2018-03-21

タラント氏の事件簿[完全版]

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タラント氏の事件簿[完全版]

20世紀前半、古き良き時代のハリウッドを彷彿させるような空気が漂うミステリ。ミステリとしてのトリックはさすがに時代を感じてしまうけど、天才型ではない、事件に恋愛に悩むタラント氏の姿はどこか微笑ましい。

 C・デイリー・キングの作品は「鉄路のオベリスト」を図書館から借りて、開かないまま返したという経験が…

投票(15コメント(0)2018-03-19

ハリケーン

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ハリケーン

実際の災害を下敷きにした専門的な部分は読み応えがあるけれど、小説として色んなエピソードを盛り込みすぎて何がメインテーマなのかが散漫になってしまった印象。もっと長くてもいいからまとめきって欲しかった。

 著者の作品は読んだ事が無かったが、広島在住で学生時代は多摩に住んでいたこともあり、店頭に並んだ時か…

投票(16コメント(0)2018-03-04

マツリカ・マトリョシカ 「マツリカ」シリーズ (角川書店単行本)

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マツリカ・マトリョシカ 「マツリカ」シリーズ (角川書店単行本)

マツリカさんと柴山くんの関係は停滞気味ですが、一方でシリーズを通しての柴山くんの成長が見れてなんだかちょっとほっこり。長編で多重推理構造というシリーズ初の試みですが、安定の楽しさは健在。

 謎のドS系クール美少女マツリカさんが、自らの下僕である柴山くんの学園でおきる事件の謎を解き明かすシ…

投票(14コメント(0)2018-02-09
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