木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか





鋼鉄の日本人を再発見する大労作
小説を読まないわけではないが、どうしても実利を求めるスケベごころが勝ってしまって、ついノンフィクシ…
本が好き! 1級
書評数:329 件
得票数:3631 票
若いころは雑読系を自認してました。最近は齢のせいか、根気が続かず、哲学、思想、科学の本だとつい敬遠してしまいます。みなさまの書評を読むことは、視野狭窄にならないためのサプリだと気づきました





鋼鉄の日本人を再発見する大労作
小説を読まないわけではないが、どうしても実利を求めるスケベごころが勝ってしまって、ついノンフィクシ…




ラブストーリーとしても読める…
「20世紀アメリカ 犯罪小説の金字塔、待望の新訳」という惹句が本の帯に踊っている。思わせぶりなタイ…





若者御法度の甘酸っぱい青春小説
藤田宜永の『夢で逢いましょう』を読んで発見したのは、団塊の世代と呼ばれている人々、特に町場で少年少…




スパイ小説、名作の条件
冷戦構造の終焉と共に、スパイ小説の分野は目に見えて先細りし、そのうちジャンルごと消えてなくなるので…





初期フォーサイスを思わせるディテールの冴え
スパイ小説の面白さに初めて触れたのは、フレデリック・フォーサイスの『ジャッカルの日』だった。以来、…





スターリン暗殺説にフィクションで出す回答だから痛快無比!
国家の最高権力者の私生活は、概して厳重な警備の中に置かれる。他国のカウンターパートからは危険視され…




北欧スパイ小説の豊穣を象徴
パリ連続テロが起こった今、いや、遡ればアメリカ同時多発テロがあった2001年の9・11以降、テロルに…




FSBが操るロシアの権力論
ロシアの野党指導者、ボリス・ネムツォフの暗殺には「またか」の感があった。元情報将校アレクサンドル・…





完結編ならではの同窓会
ジョン・ル・カレの小説を読むたびに、スリラーやサスペンスの一分野に分類されてきたスパイ小説のなかにも…




ル・カレが見つけた新しい「敵」は?
訳者あとがきの中で加賀山卓朗は、「リーダビリティ」という耳慣れない言葉を使い、80歳をとうに越す老…





記録文学の巨人が、『悪魔の飽食』に先駆け731部隊の素顔に迫った!
歴史上の出来事を知ろうとして、政治プロパガンダに出くわすほど、興がさめることはない。また、事実に迫…