ブルーマーダー



刑事が風俗店や暴力団など、悪と癒着する。それを別の刑事が告発すると、警察は癒着刑事を守り、告発刑事を退職に追い込む。その瞬間に告発刑事は「ブルーマーダー」に変身する。
超人気シリーズ姫川玲子主役作品の6作目。 池袋の繁華街の雑居ビルの空き室で、刑務所出所から…

本が好き! 1級
書評数:6244 件
得票数:92005 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



刑事が風俗店や暴力団など、悪と癒着する。それを別の刑事が告発すると、警察は癒着刑事を守り、告発刑事を退職に追い込む。その瞬間に告発刑事は「ブルーマーダー」に変身する。
超人気シリーズ姫川玲子主役作品の6作目。 池袋の繁華街の雑居ビルの空き室で、刑務所出所から…



沖縄は、もともと琉球という独立した国だった。だから沖縄には、日本からの独立を主張する人がいる。それが高まるのを中国は期待している。
姫川玲子シリーズ第8弾。この作品、1冊で完結する物語になっているのだが、その中身に過去のシリーズや…



本来人間は、人間同士殺しあっていた。しかし、長い歴史の中で、他人を殺すことはいけないという社会規範を作り上げてきた。その規範がしばしばはずれることがある。
この物語、私には記憶がないのだが、2002年に北九州で起きた犯罪史上まれにみる凶悪監禁殺人事件をモ…





日本国内殺人事件や、女子大生失踪事件が、北朝鮮人質拉致事件にまでつながる。そのストーリーに全く違和感を感じさせない。
姫川玲子シリーズ9作目。 作品は、高校3年生庄野初音と同級生の江川利嗣との恋物語から始まる…



私の住む田舎町の駅にも10年くらい前まで、ストリートミュージシャンが登場していた。今はどこかへ消えてしまった。どうしているのだろう、あのころのミュージシャンは・・・。
殆どテレビは見ないのだが、一時期すたれてしまった音楽番組に、たまにスイッチを押すとしばしば遭遇する…



超能力ときくと、まさにSFや劇画の世界。作品は、超能力の存在が科学的に証明された後の世界を描く。超能力が生活に溶け込んでいるところを違和感なく描く。
超能力師増山が率いる増山超能力師事務所。超能力を使って、様々な問題を解決することを生業としている。…



今から50年以上も前、新宿は怒った若者たちによって解放された。日本は二極化され、生活に苦しむ人が増加している。しかし、新宿が解放される様子は微塵もない。
今から50年以上も前、新宿にはまだ高層ビルが無かった。この新宿駅西口広場に多くの若者が集まりフォー…



野生のまま、本能で生きる人間ジウと基子の迫真の対決は?
へそまがりの私は、紹介の本は3巻完結本だが、2巻を先に読み、そして今回一巻目を手にとってみた。 …



世界で一番長い写真は、360度を3周分が一枚になる写真だった。
中学生の頃、家の裏に聳える、八ヶ岳の雄大な全景を写真にとりたくて挑戦したことがあった。しかしどうし…



うつ病は、治りかけの時があぶない。
誉田の名を世間に示した、販売数100万部以上を記録した、姫川玲子シリーズの最初の作品「ストロベリー…



愛って何?愛は形として見えない。どこに存在しているかわからない。でも愛はあるのだ。
この作品、3巻まで作られ完結している大長編。それを知らずに2巻目だけを購入。で、2巻目を読んでみた…



いつの世も、裏金をせしめるのは、時の権力者。
誉田哲也は2002年「妖の華」でデビューしている。この作品は猟奇殺人事件を扱っている伝奇小説だった…



作者誉田も、プロのロックバンド ミュージシャンを懸命に目指していたんだろうな。
中学生最後の文化祭で、主人公ワタルが結成したロックバンドがステージにたつ。 ドラムは川嶋均…



会社一押しの健康促進剤紅こうじを小林製薬の経営陣はだれも服用していなかったのだ。だって経営陣には腎疾患になった人はいなかったもん。
女子高生の奈緒は、いつも隠れて何かを書いている同級生希莉が小説を書いていることを知り、興味が湧き希…



はるか遠くに過ぎ去った小学校時代。そのときの友達が今でもつきあいがあれば、思い出もリアルになる。だけど、それがないと、項目だけの羅列になる。
ウェブ「平凡」に連載していたエッセイをまとめた作品集。 作者津村さんに、平に謝らねばならないが。…



生まれた犬の里親募集をする。里親になって頂く条件とは?
バックパッカー作家のシェルパ斎藤は1995年に八ヶ岳山麓に移住、そこで2匹のラブラドールレトリーバ…



今で言ったら、80歳を過ぎた老齢の領主が、20歳にもならない女性を欲しがる。それに応えて可愛い娘を差し出す。そんなことありえないという現代の常識が邪魔をする。
戦国時代今の群馬県の沼田領主沼田万鬼斎は追貝村の名主金子新左エ門の娘ゆみのを妾として取り上げる。そ…



人生は前に進むか、後ろをふりかえるしかない。でも、カニのように横歩きをして人生をみてみたら?
2021年本屋大賞2位の作品。 5-6年前市の方針か、もっと上の県の方針かわからないが、地…



歳をとる、世話でみんなに迷惑をかける。死にたい、だけど死ねない。
「慶次郎縁側日記」シリーズ第5巻。じんと胸に迫る切ない作品や、ミステリータッチ、老人の悲哀を描いた、…



夫婦として実態は生活しているのに、相手を夫、妻とは認めない。相手はパートナーだと主張する。あいまいな表現が増えた。
40代半ばを超えて、自分の歩んできた道は、型にはまった生き方からみれば、かなりズレてはいるが、今ま…