Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう)
たとえ重い障害があっても、生きる目的が与えられれば、どこまでも元気で生きて行ける。私の娘は、1歳、5歳、20歳の時、医者に死ぬことを覚悟しろと言われた。しかし今元気で40歳を迎えようとしている。
カッパ・ノベルスが発刊されてから50年を記念して、日本を代表するミステリー作家9人が執筆した作品を…
投票(20）コメント(2)2024-02-12
はなとゆめ＋猫の本棚 さん
本が好き! 1級
書評数：6247 件
得票数：92049 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日２冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。
書評 16ページ目（4101件中 301～320件目）
濃い人々
小さい頃みたアメリカのテレビ番組は、出演者がみんな美男美女だった。
私が会社にはいってしばらくしてから、群ようこが登場して大ブレークした。 彼女のエッセイ。非…
投票(22）コメント(0)2024-02-10
爪と目
大人たちの行動を、3歳の子供の視点から描く。3歳では、まだ言葉の習得は不十分なのに・・・。
芥川賞受賞作品。 この作品は変わっている。 夫は浮気をしている。妻は気がついている。こう…
投票(19）コメント(0)2024-02-09
儚い羊たちの祝宴
この世で、最高の食材と言われている、アルミスタン羊の肉は、本当は何の肉？
５つのホラーミステリー作品が収録されている。それぞれ独立した作品になっているが、大学のお嬢様たちが…
投票(17）コメント(0)2024-02-08
不倫幸福論
不倫をハイクラスの人たちの愛として美化する。ちょっと待ってほしい。不倫はハイクラスの人々だけのものではない。一般、階層関係なく、世の中に当たり前に存在するものである。
私は、活字中毒者で、どんな本でも読む。それで、ブックオフで17，8冊くらいまとめて購入して読んでい…
投票(19）コメント(0)2024-02-07
ふしぎな夢
月への移住が実現するためには、月には存在しない、水の供給をどうするかが課題となる。
星新一の短編、掌編11編を集めた、異次元ワールド作品集。 小学生の時、ソ連のガガーリンが宇…
投票(15）コメント(0)2024-02-06
護られなかった者たちへ
生活保護は、困窮者家庭を救う。しかし、受給者が年々増加し、国は保護費を削減したい。この矛盾を一手に引き受けるのが、役所の窓口の人たちである。
映画にもなった本作、中山七里の作品。 8年前塩釜の福祉保険事務所が放火される。犯人は利根勝…
投票(27）コメント(0)2024-02-05
魔法の声 〜長崎東山手放送局浪漫
事を起こすときの動機。その動機がいかにも弱いと思った、後ろめたさが作者にあったのか、くどいくらいに動機の説明をする。
あまり聞いたことのない「ことのは文庫」。その文庫ではじめて手に取る作品。 作者村山仁志は、…
投票(21）コメント(0)2024-02-04
螢草
少年時代、夢中になって読んだ漫画を思い出す。
作者の葉室は私と同じ、1951年生まれ。だから同じ時代の空気に包まれ育ってきた。 私が小さ…
投票(24）コメント(0)2024-02-03
あずかりやさん 満天の星
不幸に陥れた世の中が憎い。もうだれかを殺すしかない。そんな男が「あずかりやさん」にやってきた。
大好評の「あずかりやさん」シリーズ第5弾。4作品が収録されている。 あずかりやとは、全盲の…
投票(17）コメント(0)2024-01-30
恋指南―藍染袴お匙帖(6)
旗本と女郎の恋。これは現実的にあり得ない。女郎を囲う部屋から脱出するのに、途方もないお金がいるから。
藍染袴お匙帖シリーズ６作め。3作品が収録されている。 武士の階級に中間というのがある。この…
投票(19）コメント(0)2024-01-21
風光る―藍染袴お匙帖
藩の失敗により、藩お取り潰しや減封という悲劇の物語はたくさん存在するが、すばらしい作家というのは、ちょっとした発想の転換をした物語を創造する。
藍染袴お匙帖シリーズ第１巻。藤原は時代小説家の第一人者で多くのシリーズ作品を発表している。 …
投票(19）コメント(0)2024-01-20
紅雀―吉屋信子少女小説選〈3〉 (吉屋信子少女小説選 (3))
私の子供時代は講談や浪曲が流行していた。この物語はまさに文章は講談だった。
この作品が発表された1930年は少女小説が爆発的に流行した時代だった。そして少女作家として、その筆…
投票(20）コメント(0)2024-01-19
コロナと潜水服【Kindle】
彼を愛してるの？それとも彼の稼ぐお金を愛してるの？
表題作品を含む、剽軽な怪奇現象を伴った作品集。 どの作品も、奥田の特徴がよくでていて面白い…
投票(17）コメント(0)2024-01-18
ふるさと銀河線 軌道春秋
人生辛くなったら本を読もう。きっとその中に、辛さを克服する作品がある。
「みをつくし料理帖」シリーズでベストセラーを連発した著者が、めずらしく現代の作品を紡いだ作品集。 …
投票(20）コメント(0)2024-01-14
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
物語はいつものように、北海道の場末のキャバレー。また雰囲気は暗いんだろうと思ったが、これがユーモアがいっぱいの作品で驚く。それだけにかもしだされるペーソスが際立った。
桜木さんの作品はよく読む。で、いつも物語は北の最果て、あるいは北海道が舞台で、行き場を失った人物や…
投票(23）コメント(0)2024-01-09
成熟スイッチ
村上春樹、伊坂幸太郎、東野圭吾は出版社が頭を下げて作品を自社から出版してほしいとお願いする作家と林はかって言った。その林、日大総長まで上り詰めた今、作家としての価値はどのあたりにあるのだろうか。
現在日大理事長をつとめて、作家でもあり時の人になっている林真理子の作家になってから、理事長になるま…
投票(23）コメント(0)2024-01-06
本屋を守れ 読書とは国力
AIは3分で数万の俳句を作る。しかし、その中の俳句でどれが一番優れているか判断はできない。それができるのは人間しかいない。
子供にIPADを与え、教科書を無くし、IT教育を徹底させるという教育をやめ、本を読ませ、そこから日…
投票(25）コメント(0)2024-01-03
GO! GO! アリゲーターズ
プロ野球、独立リーグ。一試合の観客数が300人。悲壮感が漂う。
日本のプロ野球には、日本プロ野球連盟に加盟しているセパ12球団の他に、各地方に独立して運営している…
投票(19）コメント(0)2024-01-01
幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ
クライマックスの謎解き場面の描写が素晴らしかった。知念は、この場面をまず執筆し、それから物語を創ったのではと思わせる。
天才女性医師、天久鷹央シリーズ作品。 相変わらず、この作品においても、殺人事件の真相トリッ…
投票(21）コメント(0)2023-12-31