本が好き!ロゴ

閉じる
塩味ビッテン

塩味ビッテン さん

本が好き! 1級
書評数:2238 件
得票数:30346 票

「本を褒めるときは大きな声で、貶すときはもっと大きな声で!!」を金科玉条とした塩味レビューがモットーでございます。

書評 2ページ目(51件中 21~40件目)

村上海賊の娘(三)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

村上海賊の娘(三)

2巻に引き続き「海賊の娘の話のくせに3巻まで読んでまだ海戦シーンがないぞっ!!!」と怒りたいところですが、後半になってやっと盛り上がってきました。村上水軍のボス・村上武吉が放つ「鬼手」発動!! 

 信長と本願寺の争いは、雑賀党や真鍋海軍が入り混じって一進一退の膠着状態。依然陸戦がメインでつまらな…

投票(11コメント(3)2019-11-28

フォルトゥナの瞳

本の評価ポイント本の評価ポイント  

フォルトゥナの瞳

アイデアとしては面白いのですが、読後に違和感が残る小説です。こういう小説って時々で会いますが、登場人物たちの関係がよく説明されていないとか、筋立てに無理がありすぎる場合です。本書の場合は前者です。

 読後感って大切ですよね。一番うれしいのは滂沱の涙とともにエンディングを迎えるパターン。2番目は成程…

投票(15コメント(0)2019-11-05

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ)

本の評価ポイント  

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ)

ったく何だこの退屈な展開はっ!主人公が洗脳されているとか、記憶改竄されているとか、社会的な大がかかりな陰謀で勘違いさせられているとかいった ディック的な大舞台を設定できないのか!東野はっ!ドンドン!

 記憶喪失もののミステリーです。記憶喪失ものは記憶を無くしても、苦悩しながらもそれを取り戻そうと自分…

投票(17コメント(0)2018-11-20

疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫)

クールな竜崎署長が部下に恋をしていまい、浮かれ「ポンチ」状態。その冷静な判断に狂いがでてしまいます。こんな状態で米大統領来日の警備に。理性を失った竜崎は作者・今野が仕掛けたハニートラップを凌げるのか。

  『隠蔽捜査』 、 『果断 隠蔽捜査2』 がいずれも面白かったのでずるずる続編を読んでいます。この…

投票(10コメント(0)2018-09-13

果断―隠蔽捜査〈2〉

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

果断―隠蔽捜査〈2〉

融通が利かないエリート警官・竜崎が警察署長として野に下りました。このキャラが立ちまくり。しがらみの多い警察機構の中、正論で合理的に全てを進めていく姿が痛快。事件もどんでん返しを用意していて大満足です。 

 前作 隠蔽捜査 のレヴューの中で『そう「事件は現場で起きているのではない」のだ。』と手放しの絶賛し…

投票(18コメント(0)2018-09-09

銀翼のイカロス

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

銀翼のイカロス

最後は大逆転で倍返しをすると解っていながらもついつい読んでしまう本シリーズ。遊びとは分かっていてもついつい入れ込んでしまうキャバ嬢にもさも似たり。結果が解っていても手を出すところが人間修行不足です。 

半沢直樹の4作目ということでここまでの3作のおさらいから行きますよ。 『オレたちバブル入行組』…

投票(14コメント(0)2018-09-07

ペテロの葬列

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ペテロの葬列

投資詐欺の被害者たちの悲惨な末路が語られます。社会問題を下敷きにした小説を書かせると大変面白い宮部さんですが、今回はインパクトに欠けました。シリーズものでなく単独作品として発表すればよかったのに。

 685ページの大部の小説。ストーリーテラーとしては当代随一の宮部さんですから、厚い小説でも苦になら…

投票(11コメント(0)2018-08-08

七つの会議

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

七つの会議

若手のホープである課長とその下で働く中年ダメ係長。鬼上司とゆとり世代の部下と言いうありそうな構図とは逆の関係の2人の軋轢は?ノルマ達成のために課長の取った禁断の手段とは?企業小説であり犯罪小説です。 

 相次ぐ企業に関する不正のあれこれ、シャープや東芝は不正経理の問題でしたが、神戸製鋼、日産は検査不正…

投票(12コメント(2)2018-02-01

グラスホッパー

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

グラスホッパー

妻を轢き逃げした男に復讐するために犯罪組織に潜入する主人公・鈴木。彼をめぐる3人の殺し屋たち。誰が味方で誰が敵なのか?鈴木は常に窮地に追い込まれつつ、4人の物語がだんだんと1本に収束していきます。 

自殺に見せかけるのが専門の殺し屋・「自殺屋」鯨。ナイフ使いの殺し屋・蝉。交通事故に見せかけるのが専門…

投票(17コメント(6)2018-01-11
前へ123次へ
2ページ目 51件中 21~40件目