かもめ通信さんの書評




人は誰でもたくさんの恥を抱えて生きているのだと、十代の私に、自分を肯定することを教えてくれた思い出深い本。
初めてこの作品を読んだのは中学生の頃だった タイトルに惹かれて手にした本は ともすれば自意識過剰…





人生に迷ったときに読み直す本です。ここまで自分をさらけ出して表現できている本は、そうそうないと思います。




「人間失格」は私にもある
自己嫌悪と罪悪感に苛まれる主人公の内面を深く掘り下げた作品。この物語は、自分自身を「失格」と断じた男…





青春期の読書は追体験できないのだろうか
久しぶりに『人間失格』を読みました。 随分長い間読んでこなかったのは、 若い時に読んだ感動が…




人間の心がわからない男の半生。彼は道化を演じることで自分をごまかし、運命の転変でどうしようもない廃人として一生を送ることになる。心に闇を持つのは果たして本書の主人公か、それとも他の「普通」の人間か?
「はじめに」と「あとがき」で主人公が書いた三篇の手記の編集者が顔を出し、真ん中の手記はその主人公が書…





失格判定(文学部で学ぶ大学生が、高校生にお勧めしたい本2019)
筆者の趣味の一つにカードゲームというものが存在する。遊戯王であるとかデュエルマスターズとか、そうい…




たまには、超有名な作家の作品も読んでみよう。と、思いまして。
太宰治。ご存知の通り、超有名な作家です。しかしながら、わたしは、太宰治の本はあまり読んでいません…


「人間失格」という題名のインパクトは認めるとしても、主人公の毀れ方はたいしたことないよ。青少年は自分をそんなに追いつめてはいけない。安吾「堕落論」を読んで長生きしよう。
「人間失格」の戦後の売り上げは、新潮文庫版だけでも累計発行部数670万部を突破しているといわれてお…





恥の多い書評を書いてきました。 #カドフェス
「勝手にコラボ企画「カドフェス2018」を制覇するぜ!!」 参加書評です。 これほどの著名作…





悲惨でも陰惨でも(一部の人には)心地よい物語。
冒頭、物語の主人公大庭葉蔵の写る三枚の写真を見た語り部は、言いようのない不快感に襲われる。一見する…




『人間失格』という強烈な題名。内容は更なり。
出会い 初めて本書を読んだのは、高2の夏休み。 読書感想文という典型的な宿題のために読んだ。…



私には聞こえない・・・?
生誕100年というので平積みされていて、ふと買ったはよいがずっとかばんに放り込みっぱなしだった。改め…


名作は大人になってから読むと感じ方がまた違う
多感な少年時代に読むのと、大人になってから読むのとではその感じ方が違うものです。今、あらためて読み直…




自分と他人の価値観の違いに悩み、自分の本心を明かさず破滅していく一人の男を描いた名作です。
-自分は、他人と価値観が違う。 -しかし、自分の価値観を正直に他人へ伝えることができない。 -…




まるでお化けのような、不快で陰鬱で醜くおどろおどろしい自画像。それは誰しもがどこかに持っている、人間の普遍的な姿。
この本を某大手新古書店の均一棚で見つけたとき、 すぐ隣に志賀直哉の「和解」が並べてあった。 …




『人間失格』は、語り手である小説家の太宰がある青年の手記(ノート三冊分と三枚の写真)を借りたことによって始まる。
太宰は、その経緯を「はしがき」と「あとがき」に詳しく述べた上で、手記を「はしがき」と「あとがき」とに…


本書は太宰治入門以外の何物でもない。
決して、本書を読んで太宰治という作家について知ったかぶりはしないでほしい。 僕は太宰の作品をすべて…




「恥の多い生涯を送って来ました。」若者に人気のある太宰ですが、このセリフを味わうには人生経験が必要でしょう。また、人生経験のある人なら心のどこかでこのセリフ呟いているはず。大人にも読んで欲しい本です。



晩年の太宰治が自身の死と向き合い綴った作品。
晩年の太宰治が自身の死と向き合い綴った作品。 作中の葉蔵と呼ばれる主人公に太宰は自身を投影してい…





共感、共感、共感、遠すぎる存在。
太宰治の「人間失格」。 正に『日本文学!!!!!!』みたいなのって、初めてです。笑 学校で推薦さ…

強烈な題名。作者の自殺。そういう部分に引っ張られ、引いたり惹かれたり、では勿体ない。人間の、直視したくない、けれども愛おしいところ、見てみませんか。




日本文学の歴史に残っている1冊。 とりあえず、読んでも悪くはない。でも、無理して分かったズラをする必要はない。よく分からないけど、ある程度の力はあるのかも。
【ポイント】 1、よく分からないけど、ある程度の力はあるのかも。 2,無理して分かったズラをする…





厳密に言えば冒頭ではないけれど、『恥の多い生涯を送って来ました』という有名な始まりの一節を読んだとき、正直ちょっぴり感動した(笑)。
この書き出しから始まる男の生涯とは?否応なしに興味が掻き立てられる見事な一節だと思う。私も散々色々な…





「人間失格を読むことは日本の若者におけるある種の成人儀礼だ」と書かれた文を目にし、焦って読んだ。19歳の夏。恐ろしいほど共感。

太宰の文学が青年期の不安定な男たちにとってしばしば精神の拠り所なっていると言われるそうだが、本当にそうなの?全く共感できない。




太宰治といえばこの本でした。やはり人間のだらしない部分や悪に近い部分をさらけ出すこの生き方は衝撃的でもあり普遍的でもある感じでした。このようなあり方が身近にもあり得るのが人間。怖いですね。
「人間失格」 太宰治といえば「人間失格」。 人間失格、タイトルから負の匂いが凄くします。…

こんなに暗くて自意識過剰な人間はこれまでに見たことがない。けれど、主人公のあまりの不完全さが私にはいとしく思えてたまらない。人間ってつきつめるとこういう存在なのかな。

暗いから好きではないと言う人も多いけれど、私は、すごく好きです。個人的には、太宰治だけに限らず、世の中の本全般を読むきっかけになったような思い出深い本です。きっと、いっぱい同じように思った人もいるはずです。