かもめ通信さんの書評





喜びも悲しみも、怒りも希望も。声に出して読みたい。静かに、力強く。
詩を読むのは好きだ。 気に入った詩に出会うと 選び抜かれた言葉とリズムを 声に出して読みたくな…





1996年のノーベル賞受賞の知らせを受けた時、この寡作なポーランドの詩人はこう言ったそうです。「とても嬉しいけれど、私が一番大事にしている静かな生活が乱されるのが怖くて…」
この「本が好き!」には、もう300を越えるレビューを書いていますが、詩の本のレビューを書くのは初めて…




実験のための実験のような詩は好きじゃない。 どんな詩人でも、本当に伝えたいことがあったなら、きっと伝わるように書くだろうから。
沼野充義先生の『徹夜の塊3 世界文学論』で紹介されていたので、手に取ってみた。 チェスワフ・ミウォ…

ノーベル文学賞受賞者の詩人であるヴィスワヴァ・シンボルスカの詩集を沼野充義氏が翻訳したもの。「詩」が往々にして持つ難解さはなく、「開かれた言葉」によって「世界の終わり」が展開される。独自の味がある。
ざっくり言おう。詩とはなんだろうか? ヴィスワヴァ・シンボルスカによるこの『終わりと始まり』と…



詩集、それも外国語の詩集の日本語訳について、コメントすることは難しい。 ポーランドのノーベル賞受賞詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカ の詩集。
ノーベル賞受賞のスピーチ、そして翻訳者 沼野充義氏の解説まで合わせて読んで、詩人の気持ちに近づけたよ…





やさしい言葉で書かれた詩は、その意味までやさしいわけではない
やさしい言葉で書かれた詩(だけど、決して感傷的ではない)は、その意味までやさしい(易しい・優しい)わ…




ただ見回せばそこにある奇跡は/世界がどこにでもあるということ(「奇跡の市」より)
東北大震災の惨状が明らかになるにつれ衝撃も深まっていった頃、新聞で池澤夏樹氏のコラムを読み、そこに引…