科学部（科学・技術本のお部屋）

宇宙は、まだまだわけの分からないものに溢れています。
「宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く」。

地学に興味があるならこちら。
「中部・近畿・中国・四国のジオパーク」。
地学に限らず、地理、考古学、生物学、歴史学、民俗学、文学など、関連する色々なものを学ぶヒントになります。

ずいぶんご無沙汰してしまいましたが、お邪魔します。

鏡の中の物理学

少し古い本ですが、ノーベル賞受賞者・朝永先生の１冊。
一般向けに書かれているので読みやすいです。何より、センセイの物理にかける「愛」が熱いです。

めくるめく楽しさがあります。

色って何だろう。色が見えるってどういうことだろう。

そんな「色」と「光」の秘密を、物理・化学・生理学・心理学の各分野から易しく説いていく１冊。

光と色彩の科学

科学新書、ブルーバックスの面目躍如、わかりやすい良書と思います。

この本が、「文系脳」を自認している人の、「科学オンチ」脱出のきっかけになればと思います。
「ぼくらは「化学」のおかげで生きている 」。

地球の歴史46億年を遡る旅に出てみませんか。
「Newton(ニュートン) 2015年 07 月号 [雑誌] 」

科学誌、こちらもよろしくです！

日経サイエンス2015年9月号

通算１７巻分、レビュー頑張っています（＾＾；）。週間ランキング入りするまで頑張る予定です。つまり、ずーっと頑張るような気がしますｗ

我々の銀河は、やがてお隣のアンドロメダ銀河と衝突して一つになるそうです。
「Newton　2015年9月号」。

これは、技術書として読んだほうがいいでしょう。
「零戦 その誕生と栄光の記録」。

科学の発展を支える技術ということで、１つ、少し変わり種ですが。
顕微鏡の写真集です。

マイクロスコープ

肉眼では見えない小さな世界には、何があるのだろうか？　そんな疑問が顕微鏡を生み出します。さらに小さい世界へ、もっと鮮明に、と、理論面から、技術面から、改良が重ねられました。

知識・技術の粋を集めた「形状」の美しさに見とれます。
見て楽しい、覗いてすごい。
そんな歴代の顕微鏡たちです。

軽く読めるのですが、よくよく考えると、科学のできること、科学的思考ということを端的に表している本であるようにも思えます。

本当にあった医学論文

医学に限らず科学というと、何か魔法のようにすばらしくいろんなことを解決できると思われている→反面、失敗したときにすごく叩かれる一面があるように感じます（ごくごくおおざっぱな言い方で恐縮ですが）。
仮説を立てて、その仮説が正しくても間違っていてもよい。大事なのは、仮説が正しいか間違っているかの判断が論理だってなされていることだ、と思います。その片鱗が伺える本です。

ノーベル賞を取るような成果はごく一部。そこに至るまでの過程が大事なんだろうな、と個人的には思っています。

で、上述の検証に失敗したのがこちらの一件だったかなと（－－；）。

捏造の科学者 STAP細胞事件

ちょっと事件自体より騒ぎが大きくなってしまいましたが。

この件、ほとぼりが冷めた頃に、もう少し事件全体の見直しが必要かなと思っています。

エセ科学に騙されないように、科学リテラシーをつけましょう。
「科学はなぜ誤解されるのか: わかりにくさの理由を探る」。

秋の夜空を眺めながら、宇宙の謎に思いを馳せるのも楽しいかもしれません。

日経サイエンス　2015年10月号

ブックレビューに今読んでいる本と、次に予約している本が載っていて、自分的にはタイムリーでしたｗ

稀代の天才の悲劇、「ガロア―天才数学者の生涯」。
もし、わずか２０歳で、決闘で死ななかったら、その後の数学の歴史は、大きく変わっていたかもしれません。

数学続きで、もうひとつ。
「ぼくらは「数学」のおかげで生きている 」。
国民の義務として？　最低限の数学リテラシーは身に着けたいものですｗ

ダークマターとは、いったいどのようなものでしょう？
「ダークマターとは何か 天の川銀河探査で挑む宇宙論最大の謎」。

「宇宙は無数にあるのか」。
現代物理学は、もう和歌が分からないほどスケールが大きいｗ

意外や意外！
ブラックホールは、決して、暗黒の天体ではなかったのです。
「ゼロからわかるブラックホール」
。

ノーベル賞発表はもうすぐ！　受賞しそうなテーマが特集です。

日経サイエンス２０１５年１１月号

私はやっぱ、CRISPER/Cas9に１票入れておきます♪