ikkeyさんの書評




修正を迫られる「江戸期幕藩体制=抑圧の治世」…そこには陽気であけっぴろげな庶民文明があった
落語のネタになる長屋の江戸町民は、蓄えといえるほどのものも持たないのに、仕事を容易く休んで、伊勢詣…





江戸時代をめぐる、美しき読書体験
すでに多くの人に絶賛された本書について改めて述べることはややむずかしい。本書は、幕末から明治前半く…

幕末・明治初期に日本を訪れた外国人の著作から、日本や日本人をさぐる
『逝きし世の面影』渡辺京二著を読む。 幕末・明治初期に日本を訪れた外国人の著作から 当時の日…




文庫で580頁を超える本書は、読む人にある種の熱量を要求する。
逝きし世とは、江戸末期から明治初期に存在した一種の文明が滅んだという意味合いを持つ。 同時期に、我…





お勧め☆日本再発見の書!時は幕末、日本を訪れた西洋の人々。彼らがそこで見たものは、まさに「おとぎの国」であった。
幕末の頃、日本には西洋の、さまざまな国の人々が訪れていた。 いずれ起こるであろう、明治維新という日…

確かに江戸時代は暗い一面も持っていた。しかし、その暗い一面を差し引いても江戸時代は外国人にとっては、天国のように見えたのである。
永井荷風は明治・大正・昭和と生きた作家であるが、終生、江戸時代を偲んでいた。荷風にとって江戸時代と…




幕末から明治初期に来日した外国人による、日本見聞記や日本研究を丹念に読み込み、彼らの目を通して見えた、既に失われつつある日本の文明を検証。
幕末から明治初期に来日した外国人による、日本見聞記や日本研究を丹念に読み込み、彼らの目を通して見えた…





読む者を挑発し続ける「問題の書」/来日外国人の眼を通して描き出される幕末日本の人間と文化。日本近代に秘められた逆説を追究し続けてきた思想史家渡辺京二が、その逆説の端緒となる江戸文明の実相を描いた問題作
江戸期という歴史的時代は、われわれ日本人にとって今も大きな問題であり続けている。しかもそれは、学術的…

幕末・明治に日本を訪れた外国人は、なぜあれほど日本を称賛したのか。産業革命によって失ってしまった己の少年時代を見いだしたからだとわたしは見た。大作の評論だから少々長いが、最後まで読んでほしい。
Ⅰ 逝きし世の諸相 ●日本人が…





「わが日本の文明は、なんと薄汚れてしまったことか!」と本書を読んで嘆かれる御仁もおられるのではないか。和辻哲郎文化賞受賞の不朽の名著。2011年4月、タウン紙に発表した書評の再録。
著者は、幕末から明治維新前期にかけて、日本と日本人はがらりと変わってしまったと説く。現在の日本の文…





明治の本当の姿を知るには、その前の時代を知ることが必要だ
本の題名になっている「逝きし世」とは徳川期の日本、すなわち江戸時代のことです。 絶賛されなが…





紀行文を集約したものではなく、美しい日本人、日本の残影を彩る。
これまでも幾つかの幕末や明治時代に訪れた外国人による紀行文を見てきたが、本書は正に在りし日の日本を映…





近代化の流れに「逝きし文明」をみた外国人の記録集
幕末明治期に日本を訪問した外国人の記録を読み解いて、近代化(工業化)以前の日本の文化・風物と、それら…





江戸・明治の文化を単に賞賛して懐古主義に肩入れするでもなく、 批判を重ねて近現代の素晴らしさを讃えるでもなく、 ただ当時の風景を文献をもとに再構成し、 その風景に心動かされた海外の人々の反応をそのままに並べて整理し考察を加えている。
昔、こんな日本があったんだよ。 もはや失われてしまった、 幕末・明治初期の民衆文明。 当時…