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物語の冒頭が度肝を抜く。結婚式直前に新郎が殺人容疑で逮捕されてしまう。
物語の冒頭、度肝を抜く場面が登場する。
大企業三崎モーターズの社長三崎の令嬢はるかと新郎喜嶋大和の結婚披露宴直前の場面から始まる。ところが、その直前に披露宴が中止となる。その原因が驚くことに、新郎の喜嶋が殺害容疑で警察に逮捕されたから。逮捕された喜嶋は犯行を否定する。そして、喜嶋の弁護士に指定されたのが、三崎モータースの顧問弁護士をしている柏田弁護士事務所。柏田は、その弁護士に、このシリーズの主人公鶴見京介を指名する。
喜嶋が逮捕された事件は本多えりなという女性が4階のベランダから転落して死体となって発見された事件。喜嶋は、えりなが転落し死んだ時間、えりなと会っていたことが判明していたことから、警察は喜嶋が殺害したことに間違いないと判断。加えて、犯行直後に喜嶋が乗ったタクシーからえりなが着用していたブレスレットも発見されている。
しかし喜嶋は、犯行を完全否定している。
小杉がうまいなあと感心するのは、披露宴中止の冒頭シーンの直後に、唐突に事件とは関わりなさそうな、市原秀一という男を登場させているところ。秀一はえりなと結婚の約束をしていたのだが、大学を卒業して起業し成功し、そこを飛び出して、輸入代行の会社を始める。しかしそれが行き詰まる。ここを凌がなきゃと思い、とてもえりなが求める結婚などしていられないということでえりなとの別離を決断する。
鶴見はえりなを真ん中に据えて、二つの出来事を粘りと推理力を駆使して、結び付けてゆく。そして最後、驚愕の結論に行き着く。
小杉さんのミステリーが好きだ。小杉さんの文章には、独特のモヤモヤさせたり、まわりくどい厄介な言い回し表現がない。ひたすら、真実に迫っていく姿勢だけが、飾り気なく実直に描かれる。読みやすく、その姿勢が読者をグイグイ引っ張ってゆく。そのけれんみの無さ、純朴さがたまらない。
大企業三崎モーターズの社長三崎の令嬢はるかと新郎喜嶋大和の結婚披露宴直前の場面から始まる。ところが、その直前に披露宴が中止となる。その原因が驚くことに、新郎の喜嶋が殺害容疑で警察に逮捕されたから。逮捕された喜嶋は犯行を否定する。そして、喜嶋の弁護士に指定されたのが、三崎モータースの顧問弁護士をしている柏田弁護士事務所。柏田は、その弁護士に、このシリーズの主人公鶴見京介を指名する。
喜嶋が逮捕された事件は本多えりなという女性が4階のベランダから転落して死体となって発見された事件。喜嶋は、えりなが転落し死んだ時間、えりなと会っていたことが判明していたことから、警察は喜嶋が殺害したことに間違いないと判断。加えて、犯行直後に喜嶋が乗ったタクシーからえりなが着用していたブレスレットも発見されている。
しかし喜嶋は、犯行を完全否定している。
小杉がうまいなあと感心するのは、披露宴中止の冒頭シーンの直後に、唐突に事件とは関わりなさそうな、市原秀一という男を登場させているところ。秀一はえりなと結婚の約束をしていたのだが、大学を卒業して起業し成功し、そこを飛び出して、輸入代行の会社を始める。しかしそれが行き詰まる。ここを凌がなきゃと思い、とてもえりなが求める結婚などしていられないということでえりなとの別離を決断する。
鶴見はえりなを真ん中に据えて、二つの出来事を粘りと推理力を駆使して、結び付けてゆく。そして最後、驚愕の結論に行き着く。
小杉さんのミステリーが好きだ。小杉さんの文章には、独特のモヤモヤさせたり、まわりくどい厄介な言い回し表現がない。ひたすら、真実に迫っていく姿勢だけが、飾り気なく実直に描かれる。読みやすく、その姿勢が読者をグイグイ引っ張ってゆく。そのけれんみの無さ、純朴さがたまらない。
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昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。
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- 出版社:集英社
- ページ数:0
- ISBN:9784087448887
- 発売日:2026年04月17日
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