ヘーゲルをして、スピノザ主義でないものはいかなる哲学でもない、とまで言わしめたスピノザの生涯と著作、思想、そしてスピノザ主義の受容の歴史を解説。
スピノザの蔵書目録やテクストに見られる引用から、彼の語学力や教養の範囲を探るとともに、テクスト中の具体的事例を整理することによって、人物・場所についての歴史的出来事が不可欠な題材となっていることを示す… (続きを読む)
スピノザの蔵書目録やテクストに見られる引用から、彼の語学力や教養の範囲を探るとともに、テクスト中の具体的事例を整理することによって、人物・場所についての歴史的出来事が不可欠な題材となっていることを示す。彼は、人間本性を認識するために哲学者たちの体系よりもむしろ文学や歴史に信頼をおいていたのである。
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