たけぞうさん
レビュアー:
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わたし的にはバカバカしいミステリーでいいと思う。
バカミスの代表的作品。ばかばかしいミステリーの略だが、Wiki先生によると、
否定的な意味ではなく「そんなバカな」という賞賛を含んだものらしい。
まあ、そういう説もあるということ。先行書評はこちら「はるほん先生の書評」
目に留まる作品というのは、好意的・否定的な両方の受けとめ方がある。
文庫版のあとがきによると、単行本発売時に商品のレベルに達していないなどの多くの批判を受けたとのこと。一方で、批判されるほどのエネルギーがあるのならば、作品が何かの力を持っている場合もあるため、試しに読んでみることにした。
結論。
本来ならば書評を書く気が起こらない本だが、これ以上本好きの方の被害者が増えないように記録化することとした。
この本の想定読者は、何年ぶりかに本を読むとか、ラノベしか読んだことのない小中学生ではないかと思う。
小学生の頃、トリッククイズみたいな、問題一ページ・回答一ページの合計百問みたいな本を読んだことがあれば、まさにそのイメージである。
小説というには少々抵抗を感じるレベルではないかと思う。それくらいつまらない。
一話三十ページほど、合計十五話が収録されている。
特に前半の六話目までがいけない。
裏表紙には必ず順番に読めとあるが、とんでもない。
どうしても本書を手にしたい方は、せめて七話目のオナニー連盟から読まれることをお薦めする。
クイズ本と書いた通り、登場人物たちの織りなす話の核がないことが致命的だ。
ひたすらトリックと答えを繰り返している。
もちろん、種明かしを考えることが好きな人もいるであろう。
ところが話によっては、みえみえのミスリードでさんざんもったいぶったあげく、
予定調和を崩すタイプの話が入っている。
読者の気分をぶち壊すことはなはだしい。
トリック本なら、鮮やかさと意外性が命だろうに。
ぶち壊し系の話を楽しめるのは、果たしてどんな人なのか見当がつかない。
そういう意味で、七話目以降から読み始めれば、ちゃんとしたトリック話もあるし、
ばっかじゃねえなどと笑えるかもしれない話もある。
かもしれないですまないが。
ここまで書評をお読みいただき、ただ感謝するのみである。
被害者が拡大しないことを祈る。
否定的な意味ではなく「そんなバカな」という賞賛を含んだものらしい。
まあ、そういう説もあるということ。先行書評はこちら「はるほん先生の書評」
目に留まる作品というのは、好意的・否定的な両方の受けとめ方がある。
文庫版のあとがきによると、単行本発売時に商品のレベルに達していないなどの多くの批判を受けたとのこと。一方で、批判されるほどのエネルギーがあるのならば、作品が何かの力を持っている場合もあるため、試しに読んでみることにした。
結論。
本来ならば書評を書く気が起こらない本だが、これ以上本好きの方の被害者が増えないように記録化することとした。
この本の想定読者は、何年ぶりかに本を読むとか、ラノベしか読んだことのない小中学生ではないかと思う。
小学生の頃、トリッククイズみたいな、問題一ページ・回答一ページの合計百問みたいな本を読んだことがあれば、まさにそのイメージである。
小説というには少々抵抗を感じるレベルではないかと思う。それくらいつまらない。
一話三十ページほど、合計十五話が収録されている。
特に前半の六話目までがいけない。
裏表紙には必ず順番に読めとあるが、とんでもない。
どうしても本書を手にしたい方は、せめて七話目のオナニー連盟から読まれることをお薦めする。
クイズ本と書いた通り、登場人物たちの織りなす話の核がないことが致命的だ。
ひたすらトリックと答えを繰り返している。
もちろん、種明かしを考えることが好きな人もいるであろう。
ところが話によっては、みえみえのミスリードでさんざんもったいぶったあげく、
予定調和を崩すタイプの話が入っている。
読者の気分をぶち壊すことはなはだしい。
トリック本なら、鮮やかさと意外性が命だろうに。
ぶち壊し系の話を楽しめるのは、果たしてどんな人なのか見当がつかない。
そういう意味で、七話目以降から読み始めれば、ちゃんとしたトリック話もあるし、
ばっかじゃねえなどと笑えるかもしれない話もある。
かもしれないですまないが。
ここまで書評をお読みいただき、ただ感謝するのみである。
被害者が拡大しないことを祈る。
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ふとしたことで始めた書評書き。読んだ感覚が違うことを知るのは、とても大事だと思うようになりました。本が好き! の場と、参加している皆さんのおかげです。
星の数は自分のお気に入り度で、趣味や主観に基づいています。たとえ自分の趣味に合わなくても、作品の特徴を書評で分かるようにしようと務めています。星が低くても作品がつまらないという意味ではありません。
自己紹介ページの二番目のアドレスは「飲んでみた」の書評です。
三番目のアドレスは「お絵描き書評の部屋」で、皆さんの「描いてみた」が読めます。
四番目のアドレスは「作ってみた」の書評です。
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この書評へのコメント
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- たけぞう2014-11-30 09:50
>NicolBolasさん
結構まともに書いている書評なので、評価は脚色なしですよ。
負の感情が湧くのであれば、それはそれで力のある本なのですが、そういう訳でもないんですよね。意地だけで読み切ってむなしくなりました。
>風竜胆さん
狙ったわけではなく、たまたまです。なんだか釣りみたいになっちゃっていますね。
しょうもなさを楽しむ章でした。
>ぽんきちさん
かけそばを分けるか、とんかつを分けるかという意味で似ている要素は入っていますが、
一杯のかけそばは、べたでも話の軸がありますよね。
なぜ分けなければいけないかという。
この本にはそれがないんですよ、困ったことに。
ところで、もし被害者が拡大したらごめんなさい。
思わぬ反応の多さに戸惑っております。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 
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- 出版社:講談社
- ページ数:442
- ISBN:9784062731270
- 発売日:2002年01月16日
- 価格:750円
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