茜さん
レビュアー:
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「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」最後まで読者の予想を裏切り続ける驚愕の犯罪小説!
「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」
元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。
愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い・・・。
武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む。
しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こり・・・。
最後まで読者の予想を裏切り続ける驚愕の犯罪小説!
主要登場人物
梶間勲・・・元裁判官、武内真伍に無罪の判決を言い渡した二年後に退官し法学部の教授として働いている。新居を購入し息子夫婦と同居中。
武内真伍・・・隣人である的場一家三人を被害者宅で殺した暴漢に、自分自身も暴漢に暴行を受けたと偽装したが犯行を自供。しかし、公判では一転して前面否認し無罪を勝ち取った過去がある。
梶間雪見・・・梶間勲の息子・俊郎の妻。一人娘まどかがいる。
梶間尋恵・・・梶間勲の妻、義母・曜子の介護に追われている。
梶間俊郎・・・無職、司法試験に向けて勉強中。
池本亨・・・被害者家族の妻・的場久美子の実兄。武内真伍に疑いを抱いている。
池本杏子・・・池本亨の妻・人とのコミュニケーションが苦手なタイプ。
武内真伍の裁判の場面から始まり、裁判官である勲が無罪を言い渡した二年後からストーリーが動き始めるが。。。
何というか、只より高い物はないと言えば良いのか、相手に対して恩を売って優越感に浸るタイプの人間が如何にも起こしそうな事件を描いているなぁと思いました。
こんなに自分はあなたに対してやってやったんだから!!って人、たまにいますよねぇ。
そういう気持ちが病的に強過ぎるのが武内真伍だと思う。
偏見は良くないとは思うけれど、過去にそんな事件を起こした人間が隣に越してきたら用心するとは思うんだけれど、被害者遺族と雪見以外は武内真伍に対してあまりにも不用心すぎた。
武内真伍も狡猾なのが読んでいて薄気味悪かった。
それこそ段々と身動きが取れなくなってくるサスペンスフルが読んでいて感じられた。
心の中では「志村ー!、後ろー!」って感じでしたw
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。
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- 出版社:幻冬舎
- ページ数:577
- ISBN:9784344405516
- 発売日:2004年08月01日
- 価格:800円
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