茜さん
レビュアー:
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1度読んだだけでは本作の全てを知ることはできない……理解できるまで挑戦あるのみ!
昭和十年一月、書き下ろし自費出版。
狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、”日本一幻魔怪奇の本格探偵小説”とうたわれた、歴史的一大奇書。
6月14日から読み始めて約3ヶ月。。。やっと読了しました。
作者が10年かかって書き上げたと思えば3ヶ月なんてまだまだかな?
これを面白いと言えるかどうかは人それぞれだと思う。
ちなみに帯には「楽しく健やかにお読みいただける作品です。」と書かれてはいるけれど。。。(笑
本書を読む前には「これを読むと一度は精神に異常をきたす」と聞いていたので、何だかドロドロとした気分でも悪くなるような内容なのかなぁと思っていたけれど、なかなかどうして興味深い内容でした。
主人公(?)は大学病院の精神科で治療を受ける記憶喪失の青年が目覚めるところからストーリーは進んでいくのだけれど、果たしてどこまでが青年が体験しているところなのか?
二重三重にストーリーが被ってくるからわからない。
「胎児の夢」なんて詩なんてのも出てきて、もう頭の中はワヤクチャでした。
ところどころにカタカナの文章とかあって、これはもしや森見登美彦氏が真似をしたのではとか色々と楽しめまました。
とにかく忍耐力が必要なのはわかりました(笑
また少しずつ下巻を読んでいこうと思います。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
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この書評へのコメント
- そうきゅうどう2023-09-09 15:40
実は私も初読(高校生の時)では、『ドグラ・マグラ』を「何かとりとめがなくて退屈」と思ってましたが、それから40年経って改めて通読して非常に感じるものがありました。僭越ながら、その時のレビューです。↓
https://www.honzuki.jp/book/100386/review/221315/クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 コメントするには、ログインしてください。
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- ページ数:324
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