茜さん
レビュアー:
▼
現代を生きるすべての女性に贈る物語。
精神的に不安定な父を支える母と離れ、祖父母の住む島に1人やってきた小6の葉。
島の子に携帯電話を取り上げられた葉を救ってくれたのは、同じく祖父と暮らす真以だった。
急速に近づく2人だったが、島に逃亡してきた脱獄犯と共に真以が逃げたことで、葉は裏切られたように感じる。
20年後、偶然ウェブ上に真以の写真を見つけた葉は、会いにいくことを決意するが―
ひきなみ。。。聞いたことがあるようでどんなことなのかと思ったので調べてみたら「船が航行時に後ろにできる波」のことだった。
飛行機雲みたいなもの。
読みながら考えていたのは、登場する男性の大半が女性を見下しているのでは?と感じた。
葉の祖父や島の住民の男性とかが特に酷かった。
真以の祖父の平蔵さんだけはそんなことはしないし、葉にも敬語で好感が持てた。
ストーリーは2部に分かれて書かれていて1部は少女時代、2部はその20年後。
読んでいて目が潤んでしまった箇所が何カ所かあったけれど、何だかとても大切なことを思い出させてくれるようなストーリーでした。
きっと世界で一人でも自分を肯定してくれる人がいれば、それだけで人は強くなれると教えてくれているような気がしました。
投票する
投票するには、ログインしてください。
天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。
トライポフォビア^^;
豆腐メンタルです。。。
*過度な書評の誤字脱字の執拗な指摘、書評の文章への指摘は「迷惑行為」ですのでやめてくださいね^^;
キャッチコピーだけの方、読書記録用で他の方への投票を行わない方は投票出来ないのでごめんなさい。
icon⇒ノーコピーガール様@nocopyrightgirl
この書評へのコメント

コメントするには、ログインしてください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:0
- ISBN:B0D9PPDLXS
- 発売日:2024年07月25日
- 価格:841円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。























