茜さん
レビュアー:
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熱帯の無人島で起きた集団怪死事件。これはパンデミックか他国の襲撃、自然災害、それとも……。生物学を究めた医療ミステリーの新星が放つ、極限のバイオパニックホラー!
日本最南端の無人島・瑠璃島で、ある朝、海洋生物総合研究所所員が立て続けに死亡する。
ほとんどが自殺にしか見えないが、動機の想像がつかない。
生き残った研究員・高井七海は、死亡した所長が極秘研究を進めていたことを突き止める。
事件との関連はあるのか?
折しも、島内では動物たちの異常行動が観察され始めていた……。
北里紗月氏は現役の臨床検査技師・胚培養士で、更に小説も書いてしまうという多才な方です。
本書の他にも天才毒物研究者・利根川由紀シリーズや一風変わった解剖医である楠衣春など個性的なキャラクターのストーリーは面白くて、今度はどんなキャラクターが登場するのかと思ったらバイオパニックホラーです。
個性的なキャラクターは登場しませんが生物学を知り尽くしている北里紗月氏だけにもしかすると、読んでいてそういうこともあるかもしれないと思わされてしまいます。
キメラが主体のストーリーでしたが、本書にも書いてある通り、ロバとウマを人口的交配に掛け合わせたラバ、ヒョウとライオンを掛け合わせたレオポンなどもキメラなんですね。
それとこれは知らなかったのですが彼ら(キメラ)は子供を作れないらしく一代雑種というらしいです。
理由は染色体の数が異なるからだそうだ。
さすが生物学を知り尽くした北里紗月氏、納得のいく解説です。
興味深い本で次のページを早く捲りたくなりました。
オチも完璧で鳥肌が立ちました(笑
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:光文社
- ページ数:0
- ISBN:9784334101770
- 発売日:2023年12月20日
- 価格:2145円
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