茜さん
レビュアー:
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「物語」は絶対の安全を保証された冒険ではない…
横浜の山手図書館でのアルバイトが決まった本好きの大学生・藤本読也。
司書の仕事をするものと思っていたところ、図書の修復を手がける離れ――修復棟へ行くよういきなり命じられた。
そこでは書籍修復師の波々壁が管理主任を務めており、読也は助手として彼の手伝いをすることになる。
波々壁は書籍の修復に携わる一方、「物語に囚われている人間を救い出す」仕事をしているといい……。
宮ヶ瀬水氏の本を読むのはこれで2回目です。
「三度目の少女」をまず不思議なタイトルだなぁと思い読み今回も書籍の修復も行うと同時に「物語に囚われている人間を救い出す」という、ちょっとオカルトチックなストーリーでした。
宮ヶ瀬水氏はこういったオカルトチックなストーリーが得意なのかなぁと思ったのだけれど、どうやらそうでもない感じ。
しかし、物語に囚われてしまうっていう発想は嫌いではありません。
誰しも必ず1冊や2冊はこの本は自分と重なる部分があるとか登場人物に感情移入してしまうことはあると思います。
私自身、ある本によって背中を押されたこともあります。
その程度が重いと物語に囚われてしまうという現象が起きるようです。
また物語に囚われた人を物語から解放するには囚われた本の題名を本人に告げると解放されるという設定も面白かったです。
と聞くと、あまり物語に感情移入しない方が良いようですねw
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
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- 出版社:宝島社
- ページ数:0
- ISBN:9784299035950
- 発売日:2022年11月05日
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