茜さん
レビュアー:
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サイコパスvsサイコパス。軍配はどちらに?
東京から千キロ離れた羊頭島にある刑務所から、五人の囚人が脱獄した。
彼らはいずれも大量殺人を犯したサイコパスで、放っておけば島の人間が全滅する恐れさえある。
事件解決のために集められたのは、隣島の警察官三人。
さらに猟奇犯罪対策部の部長の命により、一人の少女が同行することになった。
その少女―園田ユカこそ、警察が用意した最強の切り札。
彼女もまた、大量殺人者であり、サイコパスだった―
四段式狂気が思いの外良かったのでこちらも読んでみました。
脱獄したサイコパスを追うのもまたサイコパスという惹句に惹かれてしまいました。
目には目を歯には歯をといったところでしょうか?
脱獄したサイコパス達にはそれぞれどうしてサイコパスになったのかのエピソードがあり、それが興味深かったです。
またそのサイコパスを追うこととなった「園田ユカ」のサイコパスとなってしまった所以が悲しかった。
「私にはわからないんです。どこからどこまでが、していいことなのか。ゴキブリとクモは殺してよくても、うさぎや犬はダメなんですよね。物差しで叩くのはよくても、リコーダーはダメなんですよね。私には見えませんが、どこかに境界線があるんですよね。学校でも教えられないのに、みんなが自然に理解しているそのことが、どうしてもわかららない」
加減がわからない。。。確かにそうだと思いました。
時に子供は残酷なことを平気で仕出かしてしまう。それは子供には残酷なことだとわからないからだと、この文章を読んで思いました。
ラストの終わり方は希望が見える終わり方で良かったと思いました。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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