茜さん
レビュアー:
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「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。
カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。
初めて読む作家さんでしたが読後は色々と考えさせられました。
相手の気持ちになって自分がとる行動によって相手を喜ばせられたり、不快にさせてしまったり。。。
毎回毎回そんな風に行動していたとしたら私ならばストレスが溜まって爆発してしまうだろうなぁと思いました。
松木といっちゃんが少し羨ましくなりました。
自分を隠さずに何でも話すことができる友人がいるって素敵ですよね。
ある時に言ったといういっちゃんの言葉に共感しました。
「できること」と「できないこと」のあいだに「がんばったらできるけどめちゃくちゃ疲れる」
ああ、それって色々と神経を摺り減らしたりしてるからだろうなと思いました。
その人にとって当り前のようにできてしまうことが「やってみて」と言われた時に自分にとって難しい時はそうだなぁと思います。
できる人は川のほとりに立つ側でできない人は川底の石なんだろうな。
私はどっちかな。。。
ああ、それと作中にでてくる「夜の底の川」という本が本当にあるのか調べたらこれはどうやら作中だけのものでした。
スピンオフ的な物で出してくれたら、きっと私は読むと思うんだけど。。。ニーナが気になるし(笑
あなたの明日がよい日でありますように。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。
トライポフォビア^^;
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- 出版社:双葉社
- ページ数:0
- ISBN:9784575245721
- 発売日:2022年10月20日
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