茜さん
レビュアー:
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この人はもう、死んでいるのでは――? 新人介護士が経験する恐怖の介護。
看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。
しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。
新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる。
これは、もう死んでいるのでは?
先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラー。
表紙絵に釣られて読んでみましたが怖さよりも不気味さが先に立った。
介護先は山の中にあり、ヨーロッパにありそうな領主のお屋敷といった佇まいでスマホの電波も届かない場所なので住み込みだ。
そして、茜の他に介護士は二人居て、茜を含めて三人で介護を進めて行くという説明がなされる。
介護は二人一組で交代なのだが一人は朗らかで明るく、もう一人は何故か茜に対して冷たい。
そして、妃倭子を介護する為には3つのルールがある。
1・妃倭子の前ではマスクとゴム手袋を絶対外さないこと
2・妃倭子に光を当てないこと
3・妃倭子の顔を絶対見ないこと
もうこの時点で私なら辞めますって言って帰るわぁ^^;
そして極めつけが、介護を必要とする妃倭子が死体じゃないかと思うほどの描写で不気味すぎる。
まるっきり動かないし、肌の色は死人。。。
そんな妃倭子の食事がまたまたトラウマになりそうな食事^^;
生の牛と豚のミンチ肉に卵と牛乳と油と塩を混ぜた物。。。それをクスコ式膣鏡(女性器に挿し込んで開口し、膣内を検診するために使われる器具)を妃倭子の口に挿し込み、そこから生のミンチ肉を使った流動食(?)を流しいれるのだ。
考えただけで吐きそう^^;
あぁ、それと妃倭子には頭にすっぽりと黒い袋が被せられいて食事の時は鼻までしかその袋は上げてはいけない決まり。
次は何が起こるんだろうという怖いもの見たさでどんどん読み進められます。
終盤はまさかの展開で思わず「マジか!?」となりました。
主人公が茜という名前なので自分が物語の中にいるような感じがしました 笑
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
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