茜さん
レビュアー:
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9人のうち、死んでもいいのは、ー死ぬべきなのは誰か?
9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。
さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。
いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。
生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。
それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
いやぁ、これはエグい!!真相に辿り着いた時に誰しもが唸ること間違いなしだ。
トロッコ問題なんてものがあるのを初めて知りましたが、これは究極のトロッコ問題だ。
その問題を作り出してしまったのも地下建築「方舟」に閉じ込められた人物だったとは。。。
愛されないもののデスゲームが始まっていたかもしれない。死んでも誰も悲しまないものが死ぬべきだ。
死んでも誰も悲しまないもの=殺人を犯したもの、一理あるけれど果たしてそれで生き残ったものは何事もなく暮らしていけるのだろうか?
私だったら無理だと思うな。
そうして迎える結末には驚くべき事実が待っている。
この結末を想像出来る人がいるだろうか?
読了した方々がネタバレしない理由がよくわかりました。
これはミステリ好きならば一度は読んでおいて損はない本だと思いました。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。
トライポフォビア^^;
豆腐メンタルです。。。
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- 出版社:講談社
- ページ数:0
- ISBN:9784065292686
- 発売日:2022年09月08日
- 価格:1760円
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