茜さん
レビュアー:
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回復に導く詩の言葉。
ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。
巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。
この詩集を評するのは難しい。
詩自体は力強さを感じることが出来るけれど、如何せん私の読解力ではわからないことが多すぎた。
でも、巻末の翻訳家対談で詩に書かれていることを少しながら補完することが出来た。
誰でも一度くらいは大事な物を引き出しにしまっておいたことはあるでしょう。
きっとハン・ガンにとっては夕方が大事な物の一つなのではないだろうか?
この詩集の中で気に入った物があった。
「だいじょうぶ」という題名の詩だ。
内容は赤ん坊が泣いているのだけど「どうして」泣いているのとは問いかけずに「だいじょうぶ」と言ったら泣かなくなったという内容だ。
そう「だいじょうぶ」と言えば赤ん坊は安心し、言った本人も「だいじょうぶ」と安心すると。
優しい詩だなと思いました。
詩の楽しみ方は色々だけど一読しただけではわからないことが多い。
スルメのように噛めば噛むほどに味が出てくるものなんだなと思いました。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:クオン
- ページ数:0
- ISBN:9784910214283
- 発売日:2022年06月22日
- 価格:2420円
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