茜さん
レビュアー:
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作家デビュー十年を経た著者が、「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。
ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。
一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。
珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。
塩田武士氏の作品は初めて読みました。
「罪の声」の著者としては記憶に刻まれていて、映画化されたのも知ってはいましたが何故かどちらも触手が伸びず。
本作を手に取ったのは「福井の大火」に興味を持ったからでしたが冒頭で触れられているのみで詳細については自分で調べなければわかりませんでした。
それでも、大路亨が辻珠緒ついて知っている人々にインタビューすることで色々なことがわかってくるので飽きずに最後まで読めました。
インタビュー形式なので登場人物が多いのが難点かな。
辻珠緒が中学の俳句大会で一等を取ったという俳句の情景が良いなぁと思いました。
雪の音が 誘う雄島 朱の化身
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。
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- 出版社:講談社
- ページ数:0
- ISBN:9784065249994
- 発売日:2022年03月16日
- 価格:1925円
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