茜さん
レビュアー:
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小学五年生の椎名きさらには、先生にも同級生にも言えない「我が家の秘密」があった。社会派と本格が見事に融合した傑作ミステリー。
椎名きさらは小学五年生。母子家庭で窮乏している上に親から〈水責めの刑〉で厳しく躾けられていたが、ある時、自分が虐待されているのではないかと気づき始める……。
一方、JR川崎駅近くの路上で、大手風俗店のオーナー・遠山が刺し殺された。
県警本部捜査一課の真壁は、かつて遠山の店で働いていた椎名綺羅に疑念を抱くが、事件当夜、彼女は娘のきさらと一緒に自宅にいたというアリバイがあった。
真壁は生活安全課の女性捜査員・仲田蛍の力を借りて、椎名母娘の実像に迫る。
気になっていた仲田シリーズ第2弾です。
今回は貧困家庭での児童虐待がテーマでした。
虐待されて育った子供は自分の子供を虐待する可能性が高いらしい。
所謂、負の連鎖なんだけど、どうして自分の可愛い子供を虐待してしまうのか、私には理解が出来ない。
躾と虐待の境界線はどこにあるのだろう。
子供はいくら虐待をされても親が好きなんだよ。
例外も勿論あるけれど、親子である以上それは子供の本能だから、ある程度の年齢になるまではそういう気持ちがあるはず。
読んでいてある箇所に来ると「え?どゆこと?」となり、軽いパニック状態になるのが面白かったです。
構成の巧さが光っていると思いました。
ラストの仲田の言葉が重たい。
誰でも子供に手をあげてしまうことがあるかもしれない。私でも。。。と。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:文藝春秋
- ページ数:0
- ISBN:9784163912080
- 発売日:2020年05月22日
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