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yukoさん
yuko
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警部ヴェスティング、なんとおじいちゃんになってるとは・・・・
ノルウェー南部、ラルヴィク警察の主任警部ヴェスティングが捜査した失踪事件。
カタリーナという女性が謎の失踪をしてから24年が過ぎ、事件は未解決のまま。

カタリーナが失踪した十月十日に、夫であるマッティン・ハウゲンを毎年訪ねていたヴェスティング。

捜査官と被害者の夫、二人には奇妙な友情が生まれていました。


24年目の十月十日も彼を訪ねたところ、マッティンは不在・・・・

こんなことは24年間一度もなかったことだと訝しく思い、職場に問い合わせたり、もう戻っているかと二度もマッティン宅を訪ねるも、会えずじまい。

その翌日、オスロの国家犯罪捜査局未解決事件班のアドリアン・スティレルが訪ねてきます。


彼はカタリーナ事件の2年前に起きた、資産家の娘であるナディア・クローグ誘拐事件の再捜査をしており、その最重要被疑者としてマッティンの名が挙がっているというのです。

スティレルは、ヴェスティングに、マッティンとの友情を利用して、彼に自白させるよう力を貸してほしいと告げるのですが・・・・



2015年刊行された『猟犬』から4年後に発売されていたとは全く知らずで…
しかも『猟犬』はハヤカワのポケミスから出ていたので、まさか小学館文庫から次が出てるなんて思ってもみなくてノーマークでした。


しかし『猟犬』もシリーズ8作目だったのですが、今作も本国ではシリーズ12作目。
『猟犬』で新聞記者だった娘のリーネは、シングルマザーとなっており育休中。
そう!
ヴェスティングがおじいちゃんになってるとは…

こちらとしては続きで読んでいるつもりなので、
その間の9~11作目の間にリーネが誰と出会って子供ができたんだろうとか、
ヴェスティングはスサンネとあのあとすぐ別れちゃったのかなと、
事件そのものもだけれど、ヴェスティング親子のことが気になる気になる…

前回は一切出てこなかったリーネの双子の兄なんかも出てきて、ますますヴェスティング一家のことも気になるところ。


事件は二つの女性の失踪事件と、解決できなかった事件の捜査官であったヴェスティングと被害者の夫との友情という不思議な関係を軸に進んでいきます。

表題のカタリーナ・コードとは、
カタリーナが失踪する直前に残したメモのこと。
24年間どうしても解き明かせなかった謎が解けるあたりは鳥肌もの。


相変わらず父と娘のタッグは健在。

それにしてもおじいちゃんとは、不思議な感じ~。


できればやっぱり1作目から順番に読んでいきたいのですが…
なかなか今更難しいでしょうけどね。
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yuko
yuko さん本が好き!1級(書評数:302 件)

仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!

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