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さん
茜
レビュアー:
永遠のベストセラーが待望の新訳! 逆境に負けず、私らしく、明るくわがままに生きると決めたスカーレット・オハラの物語。

南北戦争が始まると、スカーレットの夫チャールズはあっけなく戦死した。

遺児を連れてアトランタへと移ったものの、未亡人の型にはめられ、鬱屈した日々を送るスカーレットに、南北間の密輸で巨利を得ていたレット・バトラーが破天荒な魅力で接近する。

戦火烈しくなる一方のアトランタを、レットの助けで脱出したが、命からがら帰り着いた故郷〈タラ〉は変わり果てていた。


2巻ではレット・バトラーとスカーレットが徐々にではあるけれど距離を詰めつつあり、南北戦争の戦況も気になるところだけど、レット・バトラーとスカーレットの恋の行方も気になるところで読み応えは充分でした。

バトラーが何故バトラー家の爪はじきになったかの原因がバトラーの口から語られる。

チャールストンの習わしに従わなかった。従えなかったからです。チャールストンこそ南部だ。南部を凝縮したようなところなんだ。その生活がどんなに退屈か、分かりますか?ずっとそうしてきたからという理由でやらされることが山ほどある。同じ理由で、なんの害もないのにしてはいけないも山ほどある。

これを聞く限りバトラーは習わしとか型に嵌ったことが嫌いな男性なのだなということがわかる。

そして、スカーレットもまた女性という枠にはめられるのを良しとしない女性だとバトラーは見抜いているから、こんな話しを聞かせたのではなかろうか?

そうするうちにもスカーレット達がいるアトランタも危なくなってきた為に「タラ」へ帰る決心を固めるのだけれど、その様子は駄々を捏ねる子供のようで笑ってしまった。

「帰るのよ!止めても無駄よ!絶対に帰るんだから!お母さまが必要なのよ!止めようとしたら殺すわよ!帰るったら帰る!」

バトラーに頼めば何とかしてくれると思い、使用人にバトラーを呼びに行かせて何とかアトランタから脱出するのだけど、それは私が考えるような馬車ではなくて表紙のような馬車と呼べそうもない代物でおまけに馬も元気がないちんけな馬だった。

街を抜け出るとバトラーはなんとスカーレット達と荷馬車を置いて行ってしまう。えー、何で最後まで送って行かないの?

バトラーの行動が私には理解出来ませんでした。

それでも、スカーレットはタラへと戻れるのだが、かつての大農園の面影はなし。。。

母親は腸チフスで亡くなり、父親は一気に老け込んでしまったような有様。。。

さて、ここからスカーレットはどう生きて行くのか興味津々です。

どん底にいるスカーレットがどうなるのか、バトラーの行方は?

色々と気になる第2巻でした。
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茜
 さん本が好き!1級(書評数:417 件)

天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。

初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな

読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。

暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。

トライポフォビア^^;

豆腐メンタルです。。。

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