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波津雪希
レビュアー:
第1作よりもコラらの方を先に読んでも、違和感がないストーリーが進められていきます。第1作目と同じく、幻想的な世界観が広がってきます。
 古書店の店主である亜門は、不思議な力(魔法)を使い

通常の人には店が見つけられないが、何かと縁が切れそうな

人達が導かれる『止まり木』という名の古書店には

人の縁だけでなく、本の縁も扱っているのが面白い。

本たちも新たな持ち主を探して、古書店に来る

人達の前に古本が飛んでくる描写は、ファンタジーですね。



 古本が飛んでくるだけでなく、亜門の知り合いである

コバルトは、名取司でなくとも『不思議な国のアリス』に

登場する『マッドハンター』を思い浮かべます。

そんなマッドハンターの様なコバルトに

コバルト主催の摩訶不思議なお茶会に連れて行かれた

名取司は、『不思議の国のアリス』の主人公であるアリスに

なったような体験をする。コバルトの世界?は

ハチャメチャでアリスが入り込んだ不思議の国と

いい勝負ですね。

有紀だと思っていたものが、チーズだったり

ウサギがパイになったりとコバルトの精神状態を

反映している世界なのかと、恐れおののきながら

最後まで思ったのが印象です。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1961 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

読んで楽しい:4票
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