波津雪希さん
レビュアー:
▼
第1作よりもコラらの方を先に読んでも、違和感がないストーリーが進められていきます。第1作目と同じく、幻想的な世界観が広がってきます。
古書店の店主である亜門は、不思議な力(魔法)を使い
通常の人には店が見つけられないが、何かと縁が切れそうな
人達が導かれる『止まり木』という名の古書店には
人の縁だけでなく、本の縁も扱っているのが面白い。
本たちも新たな持ち主を探して、古書店に来る
人達の前に古本が飛んでくる描写は、ファンタジーですね。
古本が飛んでくるだけでなく、亜門の知り合いである
コバルトは、名取司でなくとも『不思議な国のアリス』に
登場する『マッドハンター』を思い浮かべます。
そんなマッドハンターの様なコバルトに
コバルト主催の摩訶不思議なお茶会に連れて行かれた
名取司は、『不思議の国のアリス』の主人公であるアリスに
なったような体験をする。コバルトの世界?は
ハチャメチャでアリスが入り込んだ不思議の国と
いい勝負ですね。
有紀だと思っていたものが、チーズだったり
ウサギがパイになったりとコバルトの精神状態を
反映している世界なのかと、恐れおののきながら
最後まで思ったのが印象です。
通常の人には店が見つけられないが、何かと縁が切れそうな
人達が導かれる『止まり木』という名の古書店には
人の縁だけでなく、本の縁も扱っているのが面白い。
本たちも新たな持ち主を探して、古書店に来る
人達の前に古本が飛んでくる描写は、ファンタジーですね。
古本が飛んでくるだけでなく、亜門の知り合いである
コバルトは、名取司でなくとも『不思議な国のアリス』に
登場する『マッドハンター』を思い浮かべます。
そんなマッドハンターの様なコバルトに
コバルト主催の摩訶不思議なお茶会に連れて行かれた
名取司は、『不思議の国のアリス』の主人公であるアリスに
なったような体験をする。コバルトの世界?は
ハチャメチャでアリスが入り込んだ不思議の国と
いい勝負ですね。
有紀だと思っていたものが、チーズだったり
ウサギがパイになったりとコバルトの精神状態を
反映している世界なのかと、恐れおののきながら
最後まで思ったのが印象です。
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この書評へのコメント

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- 出版社:角川春樹事務所
- ページ数:221
- ISBN:9784758439848
- 発売日:2016年03月11日
- 価格:518円
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