有坂汀さん
レビュアー:
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「トーハク」こと東京国立博物館。日本最古の博物館として質、量ともに日本一の舞台に降り立ったのは路上観察眼をもつ建築家・藤森照信氏と平成の絵師・山口晃氏。この二人を案内役に余すところなく魅力を語ります。
自分の中に美術的な要素が不足していたと実感しておりましたので、久々にアートな本に触れたいと思い、本書を読んでおりました。本書の舞台は「トーハク」こと東京国立博物館。そこは日本最古の博物館として質、量ともに最高峰を誇る舞台へと降り立ったのは二人の案内役。一人は「路上観察眼」をもつ建築家・藤森照信氏と、もう一人は「平成の絵師」の異名を持ち、繊細な絵柄と遊び心に溢れた絵を数多く発表する山口晃氏です。
本書の構成は三部に分かれており、それぞれ「美術編」「建築編」「舞台裏編」とそれぞれの観点から余すところなく「トーハク」の魅力を徹底解剖されており、藤森先生の文章と山口氏のイラストやマンガ、二人の対談に実際の所蔵品の数々。さらには外観やそこで日々はたらく人々へのインタビューも収録されており、読み応えのある一冊でありました。
僕が藤森・山口両氏のコンビによる著作を読むのは『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』(淡交社)に続いて二冊目となるのですが、今回も両氏独特のユーモアを交えながらの鋭い観察眼は健在であり、大いに堪能させていただきました。
本書の構成は三部に分かれており、それぞれ「美術編」「建築編」「舞台裏編」とそれぞれの観点から余すところなく「トーハク」の魅力を徹底解剖されており、藤森先生の文章と山口氏のイラストやマンガ、二人の対談に実際の所蔵品の数々。さらには外観やそこで日々はたらく人々へのインタビューも収録されており、読み応えのある一冊でありました。
僕が藤森・山口両氏のコンビによる著作を読むのは『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』(淡交社)に続いて二冊目となるのですが、今回も両氏独特のユーモアを交えながらの鋭い観察眼は健在であり、大いに堪能させていただきました。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:淡交社
- ページ数:144
- ISBN:9784473040497
- 発売日:2015年11月16日
- 価格:1836円
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