有坂汀さん
レビュアー:
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『インドでキャバクラ始めました(笑)』の作者である沼津マリーさん。本書では高校を中退して以降、ゲーム三昧のニートの弟を実家から引きとり、養うことになった。そのときの悲喜こもごもをマンガ化しております。
僕もニートの問題に関しては人の事はいえず、今でこそこうして文章を綴り、本まで出版しましたが未だにネットはおろか、PCを使わない、もしくは使えない僕の両親やその他大勢の親戚は僕のことをニート、もしくはフリーターに毛が生えたようなものだと思っている節があり、ごくごくたまに顔を合わせるか電話に出たときにそのようなニュアンスのことを口にされるたびに表面は冗談めかして振舞いつつも心の中では
「このクソったれの握りキンタマどもが! 今にみてやがれ!!」
というどす黒い感情とルサンチマンがグッツグツに煮え滾り、それが僕をキーボードに向かわせているのです。
話を本題に戻して本書は『インドでキャバクラ始めました(笑)』の作者である沼津マリーさんが実家から筋金入りのニートである弟を東京の自分の住まいへと引き取り、更生(?)へと導こうとするドタバタ・コメディのテイスト溢れるエッセイマンガです。
人生をかけてネットゲームに勤しむ弟を彼女ならではの解決法、対処法で導いていく様子がコミカルなタッチで描かれており、描き方によっては暗くなる内容をかなり中和してくれております。最終的に弟さんは好きなゲーム関係の専門学校へと入学するわけですが、コレで万事メデタシメデタシというわけではなく…。ということであります。なお、巻末には精神科医・斎藤環氏も出演されており、弟さんの精神状態を解説しております。
「このクソったれの握りキンタマどもが! 今にみてやがれ!!」
というどす黒い感情とルサンチマンがグッツグツに煮え滾り、それが僕をキーボードに向かわせているのです。
話を本題に戻して本書は『インドでキャバクラ始めました(笑)』の作者である沼津マリーさんが実家から筋金入りのニートである弟を東京の自分の住まいへと引き取り、更生(?)へと導こうとするドタバタ・コメディのテイスト溢れるエッセイマンガです。
人生をかけてネットゲームに勤しむ弟を彼女ならではの解決法、対処法で導いていく様子がコミカルなタッチで描かれており、描き方によっては暗くなる内容をかなり中和してくれております。最終的に弟さんは好きなゲーム関係の専門学校へと入学するわけですが、コレで万事メデタシメデタシというわけではなく…。ということであります。なお、巻末には精神科医・斎藤環氏も出演されており、弟さんの精神状態を解説しております。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:128
- ISBN:9784040680637
- 発売日:2015年12月18日
- 価格:1080円
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