yukoさん
レビュアー:
▼
江戸が明治になって20年。妖たちは江戸から生きのび・・・ 渾沌とした時代の不思議な妖怪物語、第二弾!
突然ちょんまげがなくなって短髪になった明治。
人々は洋装をまとい、アーク灯が輝き、鉄道馬車が通る新しき世。
しかし、江戸のなれの果ての煉瓦街には、
今も怪しい、江戸の頃に聞いた人の顔をした不可思議な妖(あやかし)たちがいるに違いないのです。
モダンな銀座煉瓦街の中に建つ、木造掘っ建て小屋のようなおんぼろ巡査派出所で、
今日も原田や滝は、人ならぬ者たちのあれやこれやの事件に巻き込まれます。
廃仏毀釈で捨てられた仏、その仏の祟りにまつわる六つの物語。
今回も「人ならぬ者」達がいつもの牛鍋屋に集まっては大活躍。
相変わらずみんな登場人物は謎が多いのですが、
前作から引き続き登場しているメンバーはもう不動のタッグといいますか、
みな助け合って摩訶不思議な事件を解決していきます。
江戸から明治って、
本当に激動の時代だったのだなぁと・・・数十年で国中が何もかも変わってしまえるわけもなくて、
新しいものに惑わされて、悪事を働くのはもっぱら生きている人間で、
妖たちよりも、実は生きている人間が一番恐ろしい・・・
そそ、世の中で一番怖いのは人間、ですわね。
人々は洋装をまとい、アーク灯が輝き、鉄道馬車が通る新しき世。
しかし、江戸のなれの果ての煉瓦街には、
今も怪しい、江戸の頃に聞いた人の顔をした不可思議な妖(あやかし)たちがいるに違いないのです。
モダンな銀座煉瓦街の中に建つ、木造掘っ建て小屋のようなおんぼろ巡査派出所で、
今日も原田や滝は、人ならぬ者たちのあれやこれやの事件に巻き込まれます。
廃仏毀釈で捨てられた仏、その仏の祟りにまつわる六つの物語。
今回も「人ならぬ者」達がいつもの牛鍋屋に集まっては大活躍。
相変わらずみんな登場人物は謎が多いのですが、
前作から引き続き登場しているメンバーはもう不動のタッグといいますか、
みな助け合って摩訶不思議な事件を解決していきます。
江戸から明治って、
本当に激動の時代だったのだなぁと・・・数十年で国中が何もかも変わってしまえるわけもなくて、
新しいものに惑わされて、悪事を働くのはもっぱら生きている人間で、
妖たちよりも、実は生きている人間が一番恐ろしい・・・
そそ、世の中で一番怖いのは人間、ですわね。
お気に入り度:





掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!
- この書評の得票合計:
- 47票
| 読んで楽しい: | 14票 | |
|---|---|---|
| 参考になる: | 31票 | |
| 共感した: | 2票 |
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。
この書評へのコメント

コメントするには、ログインしてください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:朝日新聞出版
- ページ数:352
- ISBN:9784022513274
- 発売日:2015年11月06日
- 価格:1512円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。






















