古本屋ツアー・イン・神保町

学生時代から良く神保町に出入りしていました。
店員が通路に立っているような高級専門書店は恐れ多くて入れず、もっぱら店頭の安価な均一本を漁ってただけですが。。。

ブックオフなるものが巷に溢れ（私も良くいきますが(;´･ω･)）、個人の古書店が町からどんどんと消えて行っています。さすがの神保町も最近は空き店舗が目立ってきました。

最近は神保町にもブックカフェなども増えて来てたり、TVの散歩番組で御茶ノ水、神保町界隈が良く取り上げられています。

古書の街、学生の街、楽器の街、出版社の街。。。様々な貌を持った世界でも珍しい文化の街なので多くの人に訪れて欲しいところです。

御茶ノ水の楽器街は世界のミュージシャンの間で有名らしく日本ツアーに来た有名ミュージシャンが良く訪れるそうです。

神保町は基本日本語書籍の街なので、中国人の爆買いも期待できず、グローバル化は難しいかも知れませんが、世界一の古書店街としてもっと世界にアピール出来るといいですね。

さてさて、この本は神保町を中心に御茶ノ水、水道橋、神田までを含めて古書を扱っているほぼすべての店に実際に著者が出向きレポートした神保町古書店案内の決定版です。

私的には、今まで外から眺めていた高級古書店の店内について興味深く読ませていただいています。

何か本を捜したい方は、店ごとの専門や値段設定がある程度解るので事前にこの本で下調べすると効率良く古書店めぐりが出来るでしょう。

パラパラと気になる店を読むだけでも暇潰しになります。

『神保町』という言葉を聞くだけで、青春の甘酸っぱい香がして来る人にはお勧めの本ですね。