有坂汀さん
レビュアー:
▼
本書はインターネット上の誹謗中傷対策や炎上対策などを数多く扱う弁護士(東京弁護士会所属)の筆者が豊富な事例とその対応策を具体的に紹介・主要な30のサイトへの対応法も画面に沿って具体的に説明する物です。
本書はインターネット上の誹謗中傷対策や炎上対策などを数多く扱う弁護士(東京弁護士会所属)の筆者がレクチャーする防衛策。削除依頼と開示請求に始まって、その具体的なやり方も紹介されており、「使える」本の一つであると思います。
それにしてもこういう本を読んでいてつくづく思うことは、人間における「悪」をめぐる問題であり、インターネットがもはや「インフラ」の一つとして世界中に普及し、誰もが情報を発信できるようになり、人間の「善」の部分と同様、あるいはそれ以上に「悪」の部分も可視化されているなぁ…。ということでした。
作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は
「佐藤優 【日本人のためのキリスト教神学入門】 : 第105回 教会論(1-14)」
にて、
http://webheibon.jp/blog/satomasaru/2014/12/post-132.html
「人間が構築する社会は、どのようなものであっても、悪をはらんでいます。それは人間が原罪を負う存在だからです。自らの意図に反して、無意識のうちに人間は罪を犯し、悪を作り出すのです。」
と書いておりますが、その理由が本書を読んでよく判ります。
本書で取り上げられている事例。
「掲示板に誹謗中傷を書き込まれる」
「従業員の不祥事がきっかけで炎上騒ぎとなる」
などのことは決して「対岸の火事」ではなく、「今そこにある危機」であることを痛感せずにはいられません。
さらに僕が驚いたのはSNSや掲示板サイトなどの種類の多さであり、本書で取り上げられている主要な30のサイト―
『2ちゃんねる(2ch.net、2ch.sc)/2ちゃんねるコピーサイト(ログ速、みみずん検索、しま速、VoVoVo、エビログ、Viva2ch)/Twitter/Facebook/FC2/NAVERまとめ/Google/YouTube/したらば掲示板/teacap/e戸建て/マンションコミュニティ/爆サイ.com/まちBBS/ホストラブ/ガールズちゃんねる/転職会議/みんなの就職活動日記/ニコニコ動画/Yahoo! 知恵袋/OKWave/Ameba/Amazon/LINE など』
とあり、本書の後半部ではそれらについてそれぞれの対応法も画面に沿って具体的に説明されており、マニュアルに沿っていけばそれぞれのサイトに対して異議申し立てが出来るつくりになっており、とてもありがたいものとなっております。
僕自身も含めてここに書かれたことは「必須教養」として、ネットライフを充実していければ…。それにこしたことはありません。
それにしてもこういう本を読んでいてつくづく思うことは、人間における「悪」をめぐる問題であり、インターネットがもはや「インフラ」の一つとして世界中に普及し、誰もが情報を発信できるようになり、人間の「善」の部分と同様、あるいはそれ以上に「悪」の部分も可視化されているなぁ…。ということでした。
作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は
「佐藤優 【日本人のためのキリスト教神学入門】 : 第105回 教会論(1-14)」
にて、
http://webheibon.jp/blog/satomasaru/2014/12/post-132.html
「人間が構築する社会は、どのようなものであっても、悪をはらんでいます。それは人間が原罪を負う存在だからです。自らの意図に反して、無意識のうちに人間は罪を犯し、悪を作り出すのです。」
と書いておりますが、その理由が本書を読んでよく判ります。
本書で取り上げられている事例。
「掲示板に誹謗中傷を書き込まれる」
「従業員の不祥事がきっかけで炎上騒ぎとなる」
などのことは決して「対岸の火事」ではなく、「今そこにある危機」であることを痛感せずにはいられません。
さらに僕が驚いたのはSNSや掲示板サイトなどの種類の多さであり、本書で取り上げられている主要な30のサイト―
『2ちゃんねる(2ch.net、2ch.sc)/2ちゃんねるコピーサイト(ログ速、みみずん検索、しま速、VoVoVo、エビログ、Viva2ch)/Twitter/Facebook/FC2/NAVERまとめ/Google/YouTube/したらば掲示板/teacap/e戸建て/マンションコミュニティ/爆サイ.com/まちBBS/ホストラブ/ガールズちゃんねる/転職会議/みんなの就職活動日記/ニコニコ動画/Yahoo! 知恵袋/OKWave/Ameba/Amazon/LINE など』
とあり、本書の後半部ではそれらについてそれぞれの対応法も画面に沿って具体的に説明されており、マニュアルに沿っていけばそれぞれのサイトに対して異議申し立てが出来るつくりになっており、とてもありがたいものとなっております。
僕自身も含めてここに書かれたことは「必須教養」として、ネットライフを充実していければ…。それにこしたことはありません。
投票する
投票するには、ログインしてください。
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
この書評へのコメント
 - コメントするには、ログインしてください。 
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:弘文堂
- ページ数:232
- ISBN:9784335356438
- 発売日:2015年06月08日
- 価格:2376円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。





















