yukoさん
レビュアー:
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実際にこうやって次々と年寄りからお金を巻き上げてったおばさまの裁判が、始まってますね・・・ 私もまだいけるだろうか、後妻のクチ!!!
妻に先立たれた元教師の九十一歳の耕造は、結婚紹介所で知り合った六十九歳の小夜子と同居していましたが、農林センターのベンチに座って脳梗塞を起こして瀕死の状態で発見されます。
病院に運ばれたのですが、ICUから個室にうつり、一旦持ち直したように思えたのに、肺炎を起こし、脳梗塞で倒れてから一言も発することなく亡くなりました。
悲しみにうちひしがれる長女の尚子と侍女の朋美に、
葬儀は決めているところがあると言い放つ小夜子。
昔の教え子たちも来るだろうから盛大な葬式をする、
ついては400万円用意して欲しいと言いだす小夜子に、姉妹は怒り心頭。
小夜子は、耕造に公正証書を書かせており、財産はほとんどすべて自分のものになるようにしてありました。
次々と老人と結婚しては相手の遺産を手に入れてきた小夜子。
彼女と結託していたのは、結婚相談所の柏木。
孤独な老人を食い物にしてきた二人ですが、
耕造の次女、朋子は、高校時代の友人である弁護士に相談し、小夜子の悪事は暴かれていくのです・・・
今まさに裁判中ですね、現実にあった、この物語と同じような事件の。
映画があったので、本を読みながら、
小夜子は大竹しのぶがちらついて、柏木はトヨエツの顔が浮かんで仕方なかったなぁ・・・
現実に同じような犯罪が起きているということは、
それはこの日本でたった一人がそういう悪事を働いているわけではないはずで、
高齢化社会、ましてや一番お金持ってんの、お年寄りですからねぇ。
表に出ているかいないか、
犯罪すれすれなのか、どっぷり犯罪なのか、
似たようなことは日本中でもっと起きているのではないかなと。
巷では、『旦那デスノート』なんていうサイトが流行ってますが、
子どもちっさいってことはまだ30代前半とか・・・
さっさと死んでくれ、とか、死ね!とか、みなさん書き綴ってらっしゃいますが、
普通に平均寿命考えるとねぇ・・・
残念だけど、まだ軽く50年ほどご主人は生きてらっしゃるかと。
それから考えると、後妻業とはよく言ったもんだわ。
業=なりわいとして考えれば、70代後半から80代の男性と再婚してその遺産を狙う、というのは、確実性が高い!
しかし、
小夜子は、決して寿命を全うするまで、十年待ったりは、しないんですねぇ・・・
というか、
待てない???
物語の舞台が大阪なので、知っているところや、知っている地名がたくさん出てきて、読んでいてそれが楽しかったですが、
それにしてもどいつもこいつもみんなカネ、カネ、カネ!!!
そりゃもちろん大事ですよ、お金。
でも棺桶の中に持っていけないし、あぶく銭で楽して、いつまでもそんなの続かないって。
私の場合は、金銭的というのもあるけれど、
ゴミ出しもほぼしたことなくって、洗車したことも、灯油買いに行ったことも、お米買いに行ったこともなかったんですよ、旦那が生きてた頃。
そういう意味で、力仕事とかが辛くて、誰かに頼りたくて、フルタイム働きたくなくて、
再婚したーい!!!
と一時期思いつめてました(笑)
今や、一人の方が気楽だなと思いますが。
まだいけるかしらねぇ・・・
病院に運ばれたのですが、ICUから個室にうつり、一旦持ち直したように思えたのに、肺炎を起こし、脳梗塞で倒れてから一言も発することなく亡くなりました。
悲しみにうちひしがれる長女の尚子と侍女の朋美に、
葬儀は決めているところがあると言い放つ小夜子。
昔の教え子たちも来るだろうから盛大な葬式をする、
ついては400万円用意して欲しいと言いだす小夜子に、姉妹は怒り心頭。
小夜子は、耕造に公正証書を書かせており、財産はほとんどすべて自分のものになるようにしてありました。
次々と老人と結婚しては相手の遺産を手に入れてきた小夜子。
彼女と結託していたのは、結婚相談所の柏木。
孤独な老人を食い物にしてきた二人ですが、
耕造の次女、朋子は、高校時代の友人である弁護士に相談し、小夜子の悪事は暴かれていくのです・・・
今まさに裁判中ですね、現実にあった、この物語と同じような事件の。
映画があったので、本を読みながら、
小夜子は大竹しのぶがちらついて、柏木はトヨエツの顔が浮かんで仕方なかったなぁ・・・
現実に同じような犯罪が起きているということは、
それはこの日本でたった一人がそういう悪事を働いているわけではないはずで、
高齢化社会、ましてや一番お金持ってんの、お年寄りですからねぇ。
表に出ているかいないか、
犯罪すれすれなのか、どっぷり犯罪なのか、
似たようなことは日本中でもっと起きているのではないかなと。
巷では、『旦那デスノート』なんていうサイトが流行ってますが、
子どもちっさいってことはまだ30代前半とか・・・
さっさと死んでくれ、とか、死ね!とか、みなさん書き綴ってらっしゃいますが、
普通に平均寿命考えるとねぇ・・・
残念だけど、まだ軽く50年ほどご主人は生きてらっしゃるかと。
それから考えると、後妻業とはよく言ったもんだわ。
業=なりわいとして考えれば、70代後半から80代の男性と再婚してその遺産を狙う、というのは、確実性が高い!
しかし、
小夜子は、決して寿命を全うするまで、十年待ったりは、しないんですねぇ・・・
というか、
待てない???
物語の舞台が大阪なので、知っているところや、知っている地名がたくさん出てきて、読んでいてそれが楽しかったですが、
それにしてもどいつもこいつもみんなカネ、カネ、カネ!!!
そりゃもちろん大事ですよ、お金。
でも棺桶の中に持っていけないし、あぶく銭で楽して、いつまでもそんなの続かないって。
私の場合は、金銭的というのもあるけれど、
ゴミ出しもほぼしたことなくって、洗車したことも、灯油買いに行ったことも、お米買いに行ったこともなかったんですよ、旦那が生きてた頃。
そういう意味で、力仕事とかが辛くて、誰かに頼りたくて、フルタイム働きたくなくて、
再婚したーい!!!
と一時期思いつめてました(笑)
今や、一人の方が気楽だなと思いますが。
まだいけるかしらねぇ・・・
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仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!
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- 出版社:文藝春秋
- ページ数:413
- ISBN:9784163900889
- 発売日:2014年08月29日
- 価格:1998円
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