かもめ通信さん
レビュアー:
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ある日、1年生の教室にとどいた一通の手紙。びんせんにはたったひと言「あひる」とだけ書いてあった。そしてその手紙から18人の1年生とけんいちさんとの文通が始まったのだった。
ほんまち小学校にそのふしぎな手紙がとどいたのは、
つつじの花がさいたころだったそうです。
ふうとうのおもてには
「いちねんせいのみんなへ」
うらにはさしだしにんのなまえがありましたが、
なかのびんせんにはたったひとこと
げんきいっぱいの字で
「あひる」とだけかいてあったというのです。
いちねんせい18人は
あたまをよせあって
てがみにへんじをかくことにしました。
いったいみんなはどんなへんじをかいたのでしょう?
おぼえたばかりの文字をつかって
手紙をかくよろこび。
ゆびおりかぞえ、わくわくしながら
返事をまつきもち。
ただ一方的につたえるだけではなく
あいてのことをおもいやりながら
ことばをえらぶやさしさ。
ひらがなをおぼえはじめた小さなお友達といっしょに読むのに
ぴったりのすてきな絵本です。
少し大きなお友達にはより深く心にひびくことでしょう。
読みながら、ついついわたしなら
どんな返事を書くかな~と考えてしまうのもお約束です。
そして、読み終えたとき、ふと気づくのです。
ふしぎな文通をつうじて
こどもたちが自然と身につけていったあれこれは
わたし自身がふだん忘れがちだったあれこれでもあったのだと。
つつじの花がさいたころだったそうです。
ふうとうのおもてには
「いちねんせいのみんなへ」
うらにはさしだしにんのなまえがありましたが、
なかのびんせんにはたったひとこと
げんきいっぱいの字で
「あひる」とだけかいてあったというのです。
いちねんせい18人は
あたまをよせあって
てがみにへんじをかくことにしました。
いったいみんなはどんなへんじをかいたのでしょう?
おぼえたばかりの文字をつかって
手紙をかくよろこび。
ゆびおりかぞえ、わくわくしながら
返事をまつきもち。
ただ一方的につたえるだけではなく
あいてのことをおもいやりながら
ことばをえらぶやさしさ。
ひらがなをおぼえはじめた小さなお友達といっしょに読むのに
ぴったりのすてきな絵本です。
少し大きなお友達にはより深く心にひびくことでしょう。
読みながら、ついついわたしなら
どんな返事を書くかな~と考えてしまうのもお約束です。
そして、読み終えたとき、ふと気づくのです。
ふしぎな文通をつうじて
こどもたちが自然と身につけていったあれこれは
わたし自身がふだん忘れがちだったあれこれでもあったのだと。
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:佼成出版社
- ページ数:64
- ISBN:9784333026449
- 発売日:2014年03月25日
- 価格:1296円
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