危険動物との戦い方マニュアル (「もしも?」の図鑑)

もしも？の図鑑シリーズを２冊読みましたが、本作のトンガリ加減は圧倒的です。

世界中の危険動物の紹介ともし襲われた時の対処法を教えてくれる１冊です。
一番最初に登場する危険動物は「ベンガルトラ」。あなたならどう対処しますか？

マタタビでうっとり？

参りました、読者の私も降参です。この手があったか！？というか、なんだこのトンガリさは！！もちろん、興奮時のトラにマタタビが効かないかもしれないので、その場合の対処法もありますが、「仁王立ちして自分を大きく見せかける」という勇気100倍必要なものです。

ベンガルトラに襲われることはまずありえませんが、オオスズメバチに襲われることはあるはず。その対処法は？

石のように固まれ

動くものを襲うから体にハチが止まろうともピクリとも動くなというこれまた勇気100倍必要な苦行です。

神経毒を持つヒョウモンダコに噛まれたときには
空気入れで人工呼吸
人工呼吸の方法としてなんと自転車の空気入れの先端を取り外して気道に入れて空気を入れろという荒業を紹介してくれています。

個人的にこの本のなかで一番怖いと思った動物はアマゾン川などに生息する全長10～20センチの魚「カンディル」

大型魚のエラから入り肉を食いちぎりながら内部に侵入するが、アンモニアに反応するため、人間の尿道などから体内に侵入する。ひれには刺返しがあり、簡単には取り外せない

もう、読んでいるだけで、おちん○んが縮み上がりそうです。

古今東西、極地もサバンナも、陸も海も含めて64の危険動物の生態・対処法が示されています。こさえ読めば、武井壮と肩を並べられる「知識」だけは得られます。