はにぃさん
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人気シリーズの番外編。登場人物たちの意外なエピソードが嬉しい半面、小説としては・・・
うっかりしていた!
もうすぐ図書館で予約していたまほろ駅前シリーズの第3弾「まほろ駅前狂騒曲」の順番が回ってきてしまう。
ということで読んだ第2弾「まほろ駅前番外地」。
まほろ駅前で便利屋を営む多田と、そこに転がり込んできた高校時代の同級生・行天。
そのコンビと、二人を取り巻く人々を描いた大人気のシリーズで、瑛太・松田龍平で映画化、ドラマ化もされている。
本書は「番外地」というだけあって、多田と行天の過去を始め、
裏社会で暮らす星の驚きの規則正しい生活、
息子に頼まれ二人が時々お見舞いに訪れる、まだらボケしている曽根田のばあちゃんの過去のロマンス、
横中バスの間引き運転を見張る岡家の奥様のひとり言、
など7編の短編の中に、登場人物たちの意外なエピソードがギュッと詰まった、ファンにとって嬉しい一冊である。
読んでいるとなんとなく昭和っぽさを感じるのは、タバコが出てきたり、場末感があるからだろうか。
舞台の「まほろ」でも現在は路上喫煙禁止だから、多田も行天も困っているかもしれない。
ただ、私もファンの一員として裏話のようなエピソードは楽しく読んだのだが、ストーリー的にはどうなんだろう?と首を傾げてしまった。
話の起伏もあまりなく、「だからどうなんだ!」「オチがない!」と突っ込みたくなる箇所がいくつかあって・・・
いや、つまらなかったわけではない。
むしろ笑いながら読んでいたのだが。
今回はスピンオフの話でファンサービスに徹したのだ、次の「狂騒曲」でドカンといってくれるだろう・・・と期待している。
※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~
P70より抜粋
そうなのです。
我が心の故郷でありこの物語の舞台である町田では、駅周辺の繁華街に行くことをなぜか「町田に行く」と言うのです。
私は駅から徒歩圏内の割と近いところに住んでいたのですが、それでも「町田に行く」と言っていました。
周りの人も、駅の目の前に住んでいた友人も。
現在住んでいる場所では「〇〇(店名)に行く」「駅に行く」と言っているのに。
町田だけなのでしょうか?
もうすぐ図書館で予約していたまほろ駅前シリーズの第3弾「まほろ駅前狂騒曲」の順番が回ってきてしまう。
ということで読んだ第2弾「まほろ駅前番外地」。
まほろ駅前で便利屋を営む多田と、そこに転がり込んできた高校時代の同級生・行天。
そのコンビと、二人を取り巻く人々を描いた大人気のシリーズで、瑛太・松田龍平で映画化、ドラマ化もされている。
本書は「番外地」というだけあって、多田と行天の過去を始め、
裏社会で暮らす星の驚きの規則正しい生活、
息子に頼まれ二人が時々お見舞いに訪れる、まだらボケしている曽根田のばあちゃんの過去のロマンス、
横中バスの間引き運転を見張る岡家の奥様のひとり言、
など7編の短編の中に、登場人物たちの意外なエピソードがギュッと詰まった、ファンにとって嬉しい一冊である。
読んでいるとなんとなく昭和っぽさを感じるのは、タバコが出てきたり、場末感があるからだろうか。
舞台の「まほろ」でも現在は路上喫煙禁止だから、多田も行天も困っているかもしれない。
ただ、私もファンの一員として裏話のようなエピソードは楽しく読んだのだが、ストーリー的にはどうなんだろう?と首を傾げてしまった。
話の起伏もあまりなく、「だからどうなんだ!」「オチがない!」と突っ込みたくなる箇所がいくつかあって・・・
いや、つまらなかったわけではない。
むしろ笑いながら読んでいたのだが。
今回はスピンオフの話でファンサービスに徹したのだ、次の「狂騒曲」でドカンといってくれるだろう・・・と期待している。
※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~
P70より抜粋
まほろ市民が、まほろ駅前に赴くことを「まほろに行く」と表現するのはなぜなんだろう。自分が住んでいるのも当然まほろ市内なのに、変じゃないか。たとえば中野区民も、中野駅前に赴くことを「中野に行く」と言うんだろうか?言わない気がするぞ。もっと具体的に、「マルイで買い物」とか「サンロードをぶらつく」とか・・・。
そうなのです。
我が心の故郷でありこの物語の舞台である町田では、駅周辺の繁華街に行くことをなぜか「町田に行く」と言うのです。
私は駅から徒歩圏内の割と近いところに住んでいたのですが、それでも「町田に行く」と言っていました。
周りの人も、駅の目の前に住んでいた友人も。
現在住んでいる場所では「〇〇(店名)に行く」「駅に行く」と言っているのに。
町田だけなのでしょうか?
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趣味はダンスと読書と食べること。
こちらに復帰してから読書計画が破綻気味です。
図書館の本も、期限内に読めずに返すということが増えてきました。
積読本も減らず。
それなのに読みたい本はどんどん増えていく・・・(´-ω-`)
気が向いたときに出没します。
どうぞよろしくお願いします。
この書評へのコメント
- はにぃ2014-05-08 23:01
ぴょんはまさん 私もかつて横浜市民だったことがあります。
その時は、確かに横浜駅近辺に行くときに「横浜に行く」と言っていました。
でも、町田の場合はちょっとニュアンスが違うような気がします。
あまりに恥ずかしくて書かなかったのですが、古くから住んでいる方は昔「町田に行く」ではなく、「まちに行く」と言っていたのです。
その言葉を聞くたびに「ここは村かっ!」と思っていました。
今でも年配の方は使っていると思います。
「まちに行く」が時を経て変化し、「町田に行く」となったのだと私は勝手に思っています。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 - はにぃ2014-05-13 21:48
michakoさん 前に、michakoさんのレビューで高原書店のことが出てきたのを読んで、まほろ仲間だなと思っていましたW
「横浜」と一口に言っても、繁華街がおおきいからどこだかわかりませんもんね。
個人的には「横浜」というと山下公園が浮かびます。
町田は大きな繁華街は駅周辺だけですから。
>「狂騒曲」は個人的にはよかったと思いますよ
なら、期待してもいいんですね♪
私は映画もドラマも見たことないので、この表紙のふたりがどういう風に演じているのかちょっと想像がつきません(^^;クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 コメントするには、ログインしてください。
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