風竜胆さん
レビュアー:
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愚痴をぐちぐち、群ようこの持ち味がよく出ていますw
群ようこのエッセイ集、「世間のドクダミ」(ちくま文庫)。なぜか、「ドクダミ」を「ゴキブリ」と入力しそうになって慌てた。同じ4文字カタカナ語で何となく語感も似ているが「ドクダミ」と「ゴキブリ」では、やっぱり大違い。ただの嫌われ者の「ゴキブリ」とは違って「ドクダミ」の方は、匂いこそきついが、薬草として使われたり、そのまま食用にされたりと、色々と人の役にたっているのである。
このエッセイ集の内容を一言で言えば、いろいろな事に対する愚痴をぐちぐち言っているというものだが、これがいかにも群ようこらしく、抱腹絶倒。自分の体脂肪率やブラをネタに、自虐的な愚痴を述べたと思えば、返す刀で、世の中の風潮に対しても、辛口で批判する。その矛先は、電子レンジを「チンする」とは、どういうことかといったような些細なことから、最近の若い編集者の態度や新聞社の体質、出会い系サイト、プチ整形、果ては国のシステムまで、もう何にでも向いており、まさに天下の御意見番だ。
タイトルの通り、ドクダミのようにクセはあるのだが、クスリにもなるような内容も多く、愉快なエッセイ集である。
このエッセイ集の内容を一言で言えば、いろいろな事に対する愚痴をぐちぐち言っているというものだが、これがいかにも群ようこらしく、抱腹絶倒。自分の体脂肪率やブラをネタに、自虐的な愚痴を述べたと思えば、返す刀で、世の中の風潮に対しても、辛口で批判する。その矛先は、電子レンジを「チンする」とは、どういうことかといったような些細なことから、最近の若い編集者の態度や新聞社の体質、出会い系サイト、プチ整形、果ては国のシステムまで、もう何にでも向いており、まさに天下の御意見番だ。
タイトルの通り、ドクダミのようにクセはあるのだが、クスリにもなるような内容も多く、愉快なエッセイ集である。
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昨年は2月に腎盂炎、6月に全身発疹と散々な1年でした。幸いどちらも、現在は完治しておりますが、皆様も健康にはお気をつけください。
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- 出版社:筑摩書房
- ページ数:218
- ISBN:9784480425584
- 発売日:2009年01月07日
- 価格:483円
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