茜さん
レビュアー:
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数多の事件の中でももっとも手ごわい敵に立ち向かう名探偵ポアロ。
自宅で殺されたエッジウェア卿の妻は、美貌の舞台女優ジェーン・ウィルキンスンだった。
彼女は夫との離婚を望んでおり、事件当夜屋敷で姿を目撃された有力な容疑者だった。
しかし、その時刻に彼女はある晩餐会に出席し、鉄壁のアリバイがあった…
漸くポアロシリーズ7作目。
今回の被害者には肩入れは出来ないけれど真相はまさかのそんなことで?と思ってしまった。
現代では考えられないような動機だったけれど、この本が書かれた時代にはそういうこともあったのだなと思いました。
今回はポアロはこれまでに読んできた中では苦戦していたなぁと感じました。
東野圭吾氏のガリレオもそうだけれど探偵というのは難事件は面白いと感じるものなのでしょうか?
「いや、いや、あなたの観察はまちがってはいません。ムッシュー・マーティン。じつにおもしろい。ううむ、とてつもなくおもしろい」
このポアロのセリフで私はガリレオを思い浮かべました。
解けそうもない問題を解いた時は私は彼らほど頭脳明晰ではないですが面白かったなぁと思いますけど。。。
それからこのポアロのセリフ
「わたしはゲームをしているんじゃありません。人殺しはゲームじゃありません。深刻な話ですよ。それからね、フェアにやるなんて言葉遣いはしちゃいけませんね、いまじゃ誰もそんなふうにはいいませんよ。わたしも最近知ったんですが、古くさくて使わなくなったんです。若い人たちに聞かれたら笑われますよ。"フェアにやる"とか"ルールどおりに"なんていってると、きれいな若い女の子たちに笑われてしまう」
もしかしたら、これはアクロイド殺しで勃発したアンフェア問題についてのクリスティーの意見なのではないかなぁと思ったりしました。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。
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- 出版社:早川書房
- ページ数:460
- ISBN:9784151300073
- 発売日:2004年07月15日
- 価格:840円
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