茜さん
レビュアー:
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新訳でおくる初期の意欲作。
走行中の豪華列車“ブルー・トレイン”内で起きた陰惨な強盗殺人。
警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。
必死に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。
だが、偶然同じ列車に乗り合わせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった!
今回はいつも物語の語り手であるヘイスティングズは登場せず。
その代わりと言っては何だけれどキャサリン・グレーというご婦人が活躍とまではいかないまでもポアロに助言をする。
まだポアロシリーズは5作目だけれど読後に「あー、こういうのでいいんだよなぁ」と溜息とともに呟いてしまった(笑
相変わらず丁寧な言葉遣いと尊大ともとれる自信家のポアロ、しかし見てくれは身長は低くて(私と同じくらいだけど当時の外国人には低かったのかは不明)その尊大な自信とは正反対なのがユーモラスなのがポアロの魅力だと思った。
今回はまさしくこれぞ推理小説と言ったストーリーで大変満足しました。
ポアロを読んでいると何故かテレビドラマの「相棒」の水谷豊演じる杉下右京を思い浮かべてしまう。
あまり観たことはないんだけどね(笑 彼も確か丁寧な言葉遣いでしたよね。
やはり頭の切れる人物は他人に対してそれがどんな人であろうとリスペクトを忘れないんだろうなぁと思いました。
見習いたいものです。それにしても今回は初期の意欲作と言われているだけあって逮捕されるまで犯人はわかりませんでした。
あ、それと登場人物の名前を愛称とかで書くのは本当に混乱するからやめてーと思いました。
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初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:早川書房
- ページ数:447
- ISBN:9784151300059
- 発売日:2004年07月15日
- 価格:798円
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