茜さん
レビュアー:
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ポアロvs国際犯罪組織を新訳で贈る波瀾万丈の冒険と驚愕の結末!
ポアロの家に倒れ込んできた男はうわの空で数字の4を書くばかり――
国際犯罪組織〈ビッグ4〉と名探偵の対決はこうして幕を開けた。
証人を抹殺し決して正体をあらわさない悪事の天才四人を追って、大陸へ渡ったポアロを恐るべき凶手が待ちうけていた。
読了後にあとがきを読むとどうやら本書はスケッチ誌という雑誌に掲載されていた短編集を手直しし1冊の長編の形にしたものらしい。
「ビッグ4」と呼ばれる犯罪集団との対決はある種、ポアロの冒険譚のようであり読んでいて面白かった。
翻訳もポアロの話す言葉がスタイルズ荘の時のような丁寧な言葉使いに翻訳されており、私にはしっくりきました。
また、「チェスの問題」とタイトルが付いた章では、古くから使われている「ルイ・ロペス」というオープニングも出てきて、チェスをやっている者としては面白かったです。
それにしてもあれだけ周到であらゆる謀略を張り巡らせていたビッグ4の最後はちょっとお粗末だったなぁと思いました。
でも、ポアロの方が一枚も二枚も上の灰色の脳細胞だったということでしょう。
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天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。
初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな
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- 出版社:早川書房
- ページ数:348
- ISBN:9784151300042
- 発売日:2004年03月16日
- 価格:735円
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