平凡




選ばなかった方のもうひとつの人生
ああ、なんて人生は奥行き深いのだろう。 6つの話はどれも同じテーマを描いているのだけど、 そ…

本が好き! 1級
書評数:811 件
得票数:20964 票
ジャンルを問わず、年間200冊を目標に読書をしています。
「たしかあの人が、あんなことを言っていたな…」というような、うっすら記憶に残る書評を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。




選ばなかった方のもうひとつの人生
ああ、なんて人生は奥行き深いのだろう。 6つの話はどれも同じテーマを描いているのだけど、 そ…




戦後間もない時期の七夕まつり ─────津村節子氏の自伝的小説
タイトル、装丁、七夕ムード全開の津村節子さんの本で、 「「ホンノワ」夏だ!祭りだ!七夕だ!」 に…




今日、ちいさなおじさんを拾った。
びしょぬれだしなんとなく 放っておけなかったから・・・・ 牛乳をあげてみたら いきおいよく飲ん…




「男性限定の料理教室」の美味しい小説
料理の話か・・・ 初恋なんてなぁ・・・ どうせ女子どもの乙女路線の話なんじゃないのー? なーん…




デンデ―ラ・アラスカ版?!海外にもいた!逞しい老婆が。
デンデラだけではない。 アラスカにも、捨てられ、そして頑張って生きのびた老女がいた。 作者の…





楽しい―! 気分はすっかりうさぎ目線!
次々登場する個性豊かなうさぎたちに戸惑い、どことなく自分の立ち位置が なかなか定まらないような落ち…




カタカタカタカタ 満月の夜に女の子はミシンに呼ばれて・・・
ミシンの扱いは決して上手くなかったけど、 私は足踏みミシンが好きです。 家でも長いことシンガ…



こんなに読書傾向が違う方の書評本を読むのは初めて!新鮮な驚きがあった。
いやぁー、なんと、なんと、春菜さんと読書本がまったくかぶることなく、 そのこと自体に結構衝撃を受け…





心地よい生活のリズムが流れている小説
加藤さんの作品は2冊目ですが、どちらも「住むところ」が中心の 内容だったことから、「家」に対して何…




いつまでもなくならないで欲しい、町の絵本屋さん
最近、久しぶりに覗いた絵本屋さんがなくなっていて、 しょんぼりしていたのですが、この本を読んだら、…




クラシック音楽が聞こえてきそうな大人の女性の官能
官能というと激しいものを想像しがちだが、小池さんの描く官能の世界は 激しいというよりも、どこかエレ…




忙しいあなたをエプロンをかけたネコちゃんがお手伝い!?
ねこ。 ねこ。 右を向いてもねこ。 左を向いてもねこ。 どこを見てもねこだらけ。それがこ…





「ザナドゥ」って歌を知っていますか? 読み終えてからこの歌を聴くと何度も感動が押し寄せて止まりませんでした。
小学4年生の耀子が大人の事情で、亡くなった父方の祖父に 引き取られることになるシーンから始まります…




現在の村山さんの生活スタイルに通じるものをとても感じる旅本。
旅の本は比較的新しく出版されたものを読みたいと思っているのですが、 今回はイギリスというより、「村…



なかったことにしたい・・・あの時間
他人の「恥ずかしい失敗談」は、なぜにこんなに面白いのだろう。 本人にとっては、もう記憶の中から消去…

京都の街を行ったり来たり~恋する気持ちも行ったり来たり~
魔性の女と言えば蒼井優ちゃんのような女性像が浮かぶんだけど、 魔性の男は?って言われるとパッと思い浮…




なんとも言えない寂寥感が・・・。
短い話でもガッと心を掴まれることがたまにある。 これもそんな話のひとつで、読後も掴まれたまま 引…




ひとこま、ひとこま、圧倒的な自然描写の美しさに包まれて。
「海うそ」ってなんだろう? 梨木さんが作った言葉なのか? それとも何か深い意味をもった言葉のか?…




このドアはどこに通じるのだろう?
散歩をしているとたまに「なんでこんな場所にドアが?」という家を 見かけることがある。 「扉の…



めでたくなしめでたくなし・・・で終わる物語
「悪」を暴く本はたくさん出版されているけれど、本書のように物語調の読み物は珍しいのではないかと思う。…